7話
「ファイア、なんで俺と一緒にレッドさんに会いに行かなかった!」
リーフはファイアを見つめていた。
……そう、そう言う事なのね。もう、会えない…と、そう唇を動かしてる。局勝てなかったから、サカキを前にして逃げた。キュウコン、貴方はうまくいってる?まぁ、今はファイアの事を考えないと行けないけど…。私は、口を開いていった。
「私に会えないと思った、嫌われた、そう思ってるでしょ?」
「……」
ファイアの拳は強くなった。
「そう……思ってるんでしょ?」
体が熱い。息が荒くなる…頭がボーっとする。まだ、疲れが取れてないの?そんなわけ…ない…はず。私はベッドから降りて、立っていた。けど、息が苦しい。めまいがする。踏ん張らないと…ファイアに問い詰めないと…いけないから。
「答えて、ファイ……ア…」
そのまま意識を無くしてグリーンの腕の中で倒れた。
「っと……すごい熱だぞリーフ…」
と、同時にドサリという音が聞こえそちらに振り向く。
「ファ…ファイア!?」
ファイアも熱を出して、倒れた。
〜2〜
「キュウコンはどうしてここに?」
ブラッキーに言われると、キュウコンは窓から降りて、ブラッキーに近寄って言った。
「リーフに言われたのよ。そして、クチバシティに来てみたら騒ぎになってたから来てみたら案の定って事よ」
「………被害状況はどうなってるんだ?」
ピカチュウがキュウコンに言った。
「アンタたちがかかわるような事件じゃないわ。あんたたちは、ここに行きなさい」
そういってキュウコンは、カントー地方のマップを取り出した。
「ここって…セキチクとふたごじまの間ですか?」
ニドクインが言った。キュウコンはうなずいて言った。
「ここに小さな小屋があるわ。そこにリーフたちがいるはずよ。会いに行きなさい。行ったら、『キュウコンはクチバシティにいる』って、リーフに言いなさい」
「何で上から目線なんだよ」
ピカチュウが言った。
「ごめんなさいね。あと、カメックスとフシギバナがモンスターボールに入ってるわ。これを二人に渡して上げて」
そういってキュウコンは、ニドクインに渡してポケモンセンターを後にした。