名探偵バクフーン 二つ目の事件 前編
サントアンヌ号の事件から、三日目が過ぎるところだった。バクフーン、キュウコン、ピジョットはあの忌まわしき過去があった場所の、シルフカンパニーがある、ヤマブキシティへ来ていた。のんびりとバクフーンは温かいブラックコーヒーを飲んでいる。
「ふふっ、何のんびり飲んでるのかしら?」
前に一度、声を聴いたことがある声を聴いたような気がした。声が聞こえた方へ目線を向けると、
「エ、エーフィ!?」
「あら、なんでエーフィがいるのかしら?」
バフクーンは驚いた声を出した。キュウコンは、エーフィに尋ねた。
「ここに居ちゃダメかしら?」
「いや、ダメとまでは言ってないぞ?エーフィ」
「そうね。あ、そういえば四日前の事件、お手柄だったわね?バクフーン」
ピジョットが窓を見ながら、窓に映るエーフィを見て、言った。エーフィは少し苦笑いをした後、バクフーンに目線を向けていった。
「別に、大したことじゃねーよ。でも、まさか時間をかけてまで、サプリメントに毒を混ぜるなんて、大したことやるぜまったく…」
「それだけ、弟思いだったってわけだろ?俺らは兄弟とかいねぇーから、そういうの分かんないけどさ」
ピジョットは窓からバクフーンに目線を向けてそういった。
「そうかも知れないわね?あぁ、それとあなたに取っておきな物、用意してあるわ、ついてきて」
エーフィに言われて、三匹はポケモンセンターを後にした。
〜2〜
「ここは……」
「あら?見覚えないかしら?」
「んなわけねぇだろうが」
バクフーンが呟くとエーフィが言った。すると、じとめになりながらバクフーンは言った。
「シルフカンパニーね。私が前にリーフを連れて来たところよ」
「お前が…リーフを…」
ピジョットが悲しい声を出して、言った。
「悪いとは思ってるわよ。エーフィ、何のために個々へ連れてきたのよ?」
キュウコンはエーフィに目線を向けて言った。
「あれよ」
指を指したエーフィに三びきは目線を指を指している方へ向けた。