ポケットモンスターFR・LG〜三人の旅〜 - 第七章 温かい温もりを君に
4話
トキワシティへ歩いて来たリーフはトキワジムに入っていった。

「ねぇ、サカキ。私、聞きたいことがあるの」

「どうした」

ジムはジム。ロケット団のボスとは違う声で言ってきた。

「どうしたって…、私のお父さんは私を利用したの?サカキなら、なにか知ってると思って…来ちゃったけども。」

「ふんっ…」

サカキは鼻で笑った。

「ちょ、ちょっと…鼻で笑うのはやめてよね!」

「息子の事を思い出してな…お前さんには関係ない。自由に生きるといいさ。お前さんの父の日記帳だ、家に帰って読むといい。」

サカキに日記帳を受け取るとリーフは言った。

「ありがとう…サカキ…さん」

「さん付けするな。くすぐったい!ほら挑戦者の迷惑だ」

照れ隠しのつもりなのか、挑戦者の方を見ながら言った。私は直ぐ、家に帰り父の日記を読み始めた。

アラン ( 2016/06/04(土) 22:23 )