4話
トキワシティへ歩いて来たリーフはトキワジムに入っていった。
「ねぇ、サカキ。私、聞きたいことがあるの」
「どうした」
ジムはジム。ロケット団のボスとは違う声で言ってきた。
「どうしたって…、私のお父さんは私を利用したの?サカキなら、なにか知ってると思って…来ちゃったけども。」
「ふんっ…」
サカキは鼻で笑った。
「ちょ、ちょっと…鼻で笑うのはやめてよね!」
「息子の事を思い出してな…お前さんには関係ない。自由に生きるといいさ。お前さんの父の日記帳だ、家に帰って読むといい。」
サカキに日記帳を受け取るとリーフは言った。
「ありがとう…サカキ…さん」
「さん付けするな。くすぐったい!ほら挑戦者の迷惑だ」
照れ隠しのつもりなのか、挑戦者の方を見ながら言った。私は直ぐ、家に帰り父の日記を読み始めた。