2話
「さすが、四天王のだけの事はあるわねっ!ゲンガー、シャドーボール!」
リーフは今、四天王のキクコと戦っている。キクコは最後の一匹だ。
「フェッフェ…私の負けだ。奥へ進むがよい」
「え…でも、シバさんと、カンナさんとは戦わなくていいんですか?」
私はキクコに勝つと奥へ進めと言われ、後ろに居る二人とは戦わなくていいのか、というとこういわれた。
「誰か一人でも勝てば、奥へ進めるんじゃよ。ほら、来た」
一人目と二人目の部屋で戦っていた、ファイアとグリーンがやって来た。
「三人で四人目と戦い、チャンピオンと戦うがよい」
そういわれ、三人は奥へ進む。
「何とか、勝てたみたいだな」
グリーンが進みながら言った。
「えぇ」
リーフが言うと三人は黙り込んだ。そして、そのまま奥へ進む。奥へ進むと、ワタルさんが居た。
「君たちか」
ワタルが突然話した。カイリューを出して言った。
「グリーン、勝負だ。嫌ならしっぽを巻いて帰るか?」
「いいや、帰らねぇよ!」
「そうか。俺のカイリューを倒せたら、奥へ進んでもいい」
「え…」
ファイアがぽつりと言った。驚いたんだろう。三人はカンナとシバとキクコと戦い、六匹を倒したが、ワタルだけ、一匹だけなんて。
「どうしたんだ?やめるのか?」
ワタルは言った。
「やめるなんて、誰が言った?受けるっつてんだよ。ゴルダック!」
グリーンは、ゴルダックを出して、ワタルのカイリューと戦う。
「冷凍ビーム!」
「飛べ、カイリュー!」
そのバトルを黙って見ているリーフとファイアはただ、見つめる事しかできなかった。
「………羽を狙え!冷凍ビーム!」
冷凍ビームがよけられるのも計算のうち。飛んだ瞬間を見極め、グリーンは叫び、ゴルダックに指示をした。
「何っ!?」
カイリューは羽から凍らされ、地面へ落ちる。ワタルはカイリューのそばへ行く。
「勝負ありだね」
ファイアが言うと、リーフがグリーンへ近づく。
「俺の負けだ。まさか、飛ぶことを計算に入れているとは。奥へ進むといい」
ワタルが言うと、奥の扉は開いた。ファイアもリーフたちに近づく。
「あ、ありがとう。」
リーフが言うと、三人は奥へ進む。