3話
ファイアとグリーンが話をしてウットデッキから部屋へ戻ろうとした時、リーフが目を覚ました。
「起きたのか…リーフ」
ファイアの声にうなずくリーフは大きなあくびを出して背伸びをする。
「嫌な夢……みちゃって……」
リーフは涙を少し流して、ファイアとグリーンに言った。
「そうか……」
「リーフ、気分転換になるといいんだけどさ、外見てみ」
ファイアは小さな声でそう言い、グリーンは指を外に指しながらリーフの顔を見て、言った。リーフは立ち上がり、ウットデッキの方へと足を踏み入れた。
「わぁ、綺麗な星空!」
リーフの顔には笑顔が出来る。リーフの笑顔を見るファイアとグリーンも笑顔を見せる。リーフが二人を呼ぶ
「ファイア、グリーン!来てよ!綺麗だよ!」
そう言われると、二人も外にある、ウットデッキへと歩いてリーフの隣へ行く。夜空を見たあと、三人はあくびをして、床で眠った。
〜2〜
「お…い…おき…………ファイア……おい!」
ファイアの体を揺さぶり、起こす。目を開けたファイアにグリーンは言う。
「リーフが居ないんだっ!」
「なんだと?」
ファイアは体をが張りと起こして目付きを変え、グリーンに言う。
「さっき俺も起きて見たんだけど、居ないんだ」
「俺も探す、だから自分を責めちゃ駄目だからな、グリーン」
涙を浮かべていたグリーンはファイアに、励まされる。
「ここら辺を探したら、マサラの人達にも探して貰おう」
ファイアが言うとグリーンは頷く。そうして森の中を探していたら、オーキドおじいちゃんとファイアのお母さんそしてグリーンの姉が居た。
「あ…じ、じいちゃん………ご、ごめんなさい!」
「ごめんなさい!!」
ファイアも、グリーンも謝る。ファイアのお母さんが二人に訊ねた。
「所で、リーフちゃんはどうしたの?いつも一緒だったでしょ?」
「お母さん…その事なんだけど……」
ファイアが事情を話す。
「「「えぇえええええ〜〜!?!?」」」
三人は驚きを隠せず叫んでしまった。
「道理で、昨日帰って来なかったわけね?」
「はい……」
グリーンのお姉さんが、そう言うと、グリーンは俯いて答えた。
「リーフは、勝手に一人で行動しない。君ら二人と一緒にいつも行動している。となると……」
オーキド博士の顔が険しくなる。すると、ファイアが付け加えた。
「誘拐……された?」
「そう言うことになるの。マサラに一旦戻ろう。話はそれからじゃ」
オーキド博士が言うと皆森の出口へ行だした。
〜3〜
「事情は聞いた。大人達がリーフを探す。それまではおとなしく「大人しくなんてしてらんない!!リーフが連れ去られたのは俺たちの責任だ!!」…………」
「グリーン……責任…感じてたのか…」
オーキド博士はグリーンの言葉を聞いて黙り混む。ファイアはグリーンの横顔を見て呟いた。
「旅をするのは、五年後なんじゃ、その間は大人達がリーフを探すその「待ってらんないってば!大人達が居る場所でいい!一緒に探す!」だそうだ、ファイアも探してくれるかの?」
そうオーキド博士が言うとファイアは頷いた。ファイアは頷いたあと、もう一言言った。
「五年後、俺とグリーンで、旅をする。これは俺とグリーンの責任とけじめだ、オーキド博士」
「うむ、分かった」
そう言うと、研究室を出て必死にリーフを探した。けど、見つからなかった。警察の方にも探してもらった。けど見つからない。そうこうしているうちに、5年と言う月日が流れていった。