ポケモン不思議のダンジョン 心の探検隊 - 第二章 ギルド”サンシャイン”
第十一話 コーフィとナージの秘密
 スカイ達が着いたギルド、”サンシャイン”は何時の間にか嫁ポケギルドになっていた!?しかもそこにはスカイとホノオの教え子、イーブイのセブンとドレディアのサンがいてーーー!?

「ちょっと待って……






何で貴女たちが此処にいるの!?」

 私は驚くしかなかった。だって私の目の前には教え子の2人(セブンとサン)がいたんだもの!!

 これにはホノオもとても驚いていたわ。でもこれで驚くのはまだ早かった。

「……セブ…ン?本当にセブンなの?」

 そう発言したのは意外なことにコーフィだった。え?セブンとコーフィに何の関係があるの?しかも…

「え!?ウソ!?サン…?本当にあのサンなの!?ボク覚えてる!?ほら、ナージ!!ナージ・ヴィーナス!!」

 ナージまでもがまるでサンを知っているかのように叫んだの。もう頭がこんがらがってきたわ!!

 私とホノオはもうパニック!!とりあえずコーフィとセブンの関係を聞いてみた。私はだいたい想像できてるけど…

「…セブン。私が話すから。」

「うん、コーフィお姉ちゃん…」

 ……!やっぱり姉妹だったのね、この2人は…そういえばコーフィの名前を聞いたとき、苗字が何か引っかかると思ったら、セブンと家族だったからなのね。私たちは話の続きを窺った。

「私とセブンの関係は、もう分かると思うけど姉妹。でもある日突然離れ離れになった」

「ある日って…」

 私がそう言ったからかな?コーフィの顔が一瞬曇った。

「私たちには他にも家族がいるの。8人家族なんだ…。種族はやっぱりブースター、シャワーズ、サンダース、エーフィ、ブラッキー、リーフィア。そして私とセブン………」

 コーフィはそこまで言うと急に黙りこくってしまった。

「ゴメンね、先生…続きは私から話すよ…」

「うん、お願い」

 私達は黙ってしまったコーフィの代わりに、セブンから続きを聞くことにした。

「ある日って言うのは7月7日(”ありきたりだ”は禁句)。その日に何故か私たち家族は襲われた。そのポケモンは確かこんなことを言ってたよ…「此処にボスの求めている能力を持つものがいる」って…私、怖かった。その時にみんな種族も分からない敵に連れ去られた。助かったのは私とコーフィお姉ちゃんのたった2人。でも私も数日後に多分同じポケモンに襲われたんだ…コーフィお姉ちゃんはどうか知らなかったけど助かってたんだね…でも私は何とか逃げたけど倒れて意識を失って……」

「コーフィは私とホノオに助けられ、セブンは誰かに助けられた、のね……。」

「………うん。」

 セブンもどこか悲しそうだった。こんなにつらい過去を持っていたのにも関わらず、私たちは良くないことを聞いちゃったなぁ…でもセブンはそんな私の心を読んだのか、「気にしないで」とだけ言ってまた笑顔を見せた。

「ね、ねえ、こんな暗い話は止めよ?今度はボクとサンの関係を話すから!!」

 こんな重い空気の中そう言ったのは勿論ナージ。でも確かにそれも知りたいし、私たちは今度はナージの話に耳を傾けた。

「ボクとサンの関係は………





研究員であり実験仲間なんだ」

 …実験仲間?何かピンとこないけど今度はサンが説明した。

「先生…私っていつも発明した調合薬とかを先生にあげてましたよね?その内の4分の1くらいがナージさんと作った物なんです」

 ああ、思い出した!そういえばあの薬はオレンの実より回復量があって…おっと、長くなるところだった…そしてナージとサンにそんな関係があったんだ……ってことはナージってそんなにすごい人なの?

 私はサンに聞いた。そしたらサンの興奮した返事が返ってきた。

「勿論です!!私たち研究員にとってナージさんはそのトップなんです!!しかも私は初めてナージさんと会った時に「君の腕は確かだね。ボクの助手やらない?」って言われたんです!!それがもうとても嬉しくて嬉しくて…って話がそれましたね…とにかくそれほどナージさんはすごいお方なんです!!!」

 あのサンがこんなに熱く語るなんて…普段はとってもおしとやかなのにねぇ……

 …とまぁコーフィとセブン、ナージとサンの関係が分かったことだし、そろそろ本題に入ろうかしら…

 っとその前にホノオがらしくない質問をスター達に聞いた。

「…オレとスカイがいない2年に♂の弟子達はどうしたんだ?見たところ♀しかいないんだが…」

 確かに。それもそうね。その理由をスターが思い出したくなさそうに言った。

「嗚呼、やっぱりホノオは鋭いわね…貴女たちのいない2年間にね、”光の泉”ってところで進化が出来るようになってたのよ」

「嗚呼、そこね。私たちもそこで進化したけど…」

「私たちは進化はしたはいいけど、この面子…♂ポケがよってくるのよ…だから親方様の命令で♂ポケの立ち入りは禁止しているの。でもホノオは特別!!だってこのギルドの卒業生だもの!!」

 な〜るほどね。だから♂ポケがいないのね。

 …そういえば親方様ってどうしてるんだろ。今もスターの話に出てきたけど…やっぱりまたあそこにこもりっぱなしなのかなぁ…私はスターに親方様の居場所を聞いた。すると…

「あ、親方様ね。親方様なら確か図書館にこもりっぱなしだったわよ。本当相変わらずよね……」

 …ですよねー。親方様は読書が大好きらしいの。っといっても読む本は私じゃ到底理解できないものばかり。久しぶりに会ってみよっかな〜♪








 …でもこんな賑わう”サンシャイン”に何者かが侵入していたことに私たちは気がつかなかったの。

「……せいぜい今のうちに騒いでろ…今に後悔するだろう…フフフ……」

 そう誰もいないところで呟いた声の主は、一瞬にして消え去っていった。

きゅむ♪ ( 2012/12/30(日) 17:43 )