第八話 お騒がせなかませ犬
私とホノオ、コーフィにナージは能力のナゾを解くべく、何か手掛かりのありそうなところを私は言おうとしたけど、私はある重大なことに気がついた。
一度家に戻って荷物を持ってこなくちゃいけないことを―。
…その場にいた人(ポケモン)全員は固まっちゃった。
〜スカイの家〜
私は家に着き、鞄をとった。
「あったあった、これこれ♪コーフィの叫び声を聞いたときに放り投げちゃったバッグ」
私がそんなことを言ったらコーフィが「悪かっ…べ、別に謝ってるわけじゃ…」って言ってきたわ。素直になればいいのにね。
さて、鞄もとったし、そろそろ私の行きたい所を言うとしようっと。…ホノオと朝ご飯食べてる時に言いそびれたからね。
「コホン、じゃあ今から私の行きたい場所を発表するわ。その場所は…」
私が咳払いをしてお得意の焦らし攻撃!(そんな技はありません)をはじめた。ホノオだけ「早くしてくれ」と言いたそうだったわ。
そろそろいいかしら…って思ったその時!!
「スカイーーーーーーーーーーーー!!!」
猛ダッシュで私に突っ込んでくる1匹のポケモンの姿が確認できた。
え?だ、誰?あの人……というか何で今日はこんなにも邪魔されるの!?って思っていたらそのポケモンとの距離が迫ってきているのに気がついた私は思わず”10万ボルト”を放ってしまった。誰だか知らないけど。
「あばばばばばばば!!!!!し…しびれびれ〜……」
…?あれ?よく見たら、この人の、どっかで見たような……も、もしかして……
私の予想は見事に的中した。コイツは…
「ううぅ…スカイ、酷いよ〜、久しぶりに会ったっていうのに…私はフーラ!!フーラ・ヴァイオレット!久しぶり、元気にしてた!?」
やっぱり。私の知り合い、ウインディのフーラだった。あ、読者さんにはまだいってませんでしたね。こいつはフーラっていうの。態度がコロッと変わるから本当面倒な奴だと思っててください。現に今もそうだったし。……え?そんなことよりメタいこと言うなって……?ハハッ、ナニヲイッテイルノカマッタクワカラナイナー。
…これこそどうでもいいとして…
「何しに来たの?かませ犬。伝説もどき。(全国のウインディファンの皆様、すみません!!)」
私はフーラに会うなり、フーラの弱点を吐いた。
それはフーラには効果は抜群だったようで、酷く落ち込んでたわ。
「ぅぅ…酷いよ…っと、それより今日は用事があってあなたの家を訪ねたんだけど…」
ほら、また態度が変わった。というか今更用って何よ。私はそのことをフーラに聞いた。するとフーラはどこからか3人の小さなポケモンを呼んだ。
「お〜い、ナノハ、ララ、グレン〜」
種族は呼んだ順にツタージャ、ミジュマル、ポカブ…だったっけ。確かこの地方では滅多に見かけなくてどこに住んでいるかも不明のポケモンなんだけど。
あれ?それ考えるとすごくね?そしてこの3人のポケモンの名前なのかフーラはそう叫んだ。そして私はフーラから思ってもなかったことを口にされた。
「この子達3人をあなたの学校で学ばせてほしいの!!」
……どゆこと……?