第六章 野望
01
「先生、ヒロヤの様子は?」
ここはヒロヤが入院していた病院。主治医の先生からこれから話があるとか。因みに勿論だがシンクロを解除している。
「正直わかりません。呼吸はあるんですが、意識が全くないのです。確かに、こういうかたは多くいらっしゃるのですが‥」
「そんな‥」
僕は悔しかった。半殺しとはこの事なんだな。本当に殺しかけるところだった。
「コウキは悪くない。これはある意味しょうが‥」
「しょうがないで済ませてもさ!殺しかけた事実は変わらない。」
「コウキ‥」
僕はイスに座るとうつむいた。
そのとき。ウィーンと自動ドアが開く音。
「ヒロヤ!」
一人の少女が駆けてきたのだ。
「君は‥?」
ソウが尋ねる。
「私はミナミ。この子はピカチュウのルーン。」
「僕はコウキ‥」
(以下割愛)
「ヒロヤは僕たちの仲間なんだ。」
「つまり、あなたたちも戦士なのね。私もなの。」
首から下げてたネックレスを取り出す。ついていたのは黄色く輝く石。《黄の戦士》と言うことか。
「その‥これを見て。」
ミナミが左腕の袖口を捲る。
『‥‥!』
現れたのは、ヒロヤの持つ紋様と同じ紋様。違うところと言えば、×の傷が入っていることだろう。
「私は『宇宙の民』(ヤツら)の一員だった。」
ミナミが自分の過去を話し始めた。







ぎゃおす ( 2013/03/18(月) 23:12 )