第三章 コウキとユウキ
08
「着いたぞ」
着いた所は大きな洞窟の入り口だった。
「洞窟の中では僕たちとはぐれないでね‥って言ってる側から!」
「コウキ、早くレックウザに会いに行こうぜ!」
完全にブイの指示を無視してやがる。
「あ、ピース待って!ブイ、ピースを止めに‥」
シンクロしようと力を集中させてたとき。
ウニョウニョ‥
なんか緑色の物体がやって来た。
動きが気持ち悪いな‥なんて思っている暇はなかった。それがピースに襲いかかる!
「おい、なんだこいつ!?スゲー気持ち悪‥」
マズイ!ピースが飲み込まれていく!
「『空の木(創世主)』よ、すまない!《ブレイブバード》!」
ムクホークが助けてくれた。
「ありがとう‥ムクホーク。」
「この木には生体防御反応が働いている。さっきのは、いわば白血球みたいなもの。僕とムクさん、スバさんはある意味この木の一部だけど、コウキとピースは外からやって来た者(抗原)だから、あれに分解されてもおかしくない。
『はぐれないでね』って僕が言ったのは、僕たちと一緒にいれば、この木に外からやって来た者(抗原)じゃないってわかってもらえるかもしれないからね。」
ブイが説明する。
「‥先を急ぐぞ」

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「レックウザ様。面会者がいらしてます!」
オオスバメが扉の前で叫ぶ。
「上から見ておったぞ。通せ。」
いよいよだ。
『失礼します』
僕たちは部屋に入る。
「お久しぶりです、レックウザ様。」
レックウザの正面に立つと、まずブイが挨拶した。
「相棒を見つけたのだな。お主、名をなんと言う?」
レックウザがゆっくりと僕の方を向く。
「はい!僕はコウキと申します!」
「俺はピースだ!」
うっ!マズイ!こいつ「俺」とか言いやがったぞ!しかもお前に振られてないから!
「ちょっ‥ピース!すみません。とんだ失礼を‥」
ブイが慌てて謝る。
「まあ良い。これぐらいの度胸がなければやってられないからな。」
あぶねー!ナイスだブイ!
こうして、僕たちとレックウザの対面は波乱の(?)幕開けとなった。







ぎゃおす ( 2012/12/09(日) 23:36 )