04
「‥続けていいよ」
「うん。その戦争は、それぞれの《神》を崇拝する団体の争いから始まった。
次第にその争いが酷くなって、お互いをけなしあい、より憎むようになった。」
ヒドイ話だよ。
「10月1日。その戦争最大規模の戦いが起こった。10月2日は、グラードン、カイオーガ共に復活する日と言われている。だから尚更戦争が激しさを増したんだろうね。遂にはポケモンに武装させて戦いだしたんだ。」
ポケモンが?
「ただ、ポケモンだけが戦っていたのは不幸中の幸い。レックウザの力で沈静化できたんだ。
でも、そこでユウキは自分自身の
生命力を使い果たした。
その次の日のグラードンとカイオーガの復活をおさえることはできなかったんだ。結局はレックウザだけの力で世界の崩壊を防いだんだけど、それでもユウキの活躍が、更なる危機を防いだんだ。」
「よかった。戦争で亡くなったんじゃなかったんだね。あの戦いを見たら誰だって亡くなったと思うからね‥」
「やっぱりね。」
あっ!言っちゃった。ってええっ?