第二章 赤の戦士
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「前にブイが言ってたんだ。僕の前世と相棒だったんだって。僕もそれを聞いてまずは驚いたよ。」
「ぜ‥前世?」
そりゃ誰だって驚くよ。
「で‥コウキは前世の事が知りたいから《蒼の戦士》をやってるの?」
「う〜ん。どうなんだろ。前世の事が知りたいからというより、前世から『僕』が信頼されてるって事だから、期待に応えるというか、だから一緒に戦えるというか‥
わざわざこの世界に連れてこられたのもそういう事だよ。」
正直僕もよくわからない。
「とにかく、僕はこの世界では戦う!
ブイ達が何を求めているのか分からないけど、信頼されてるなら、その信頼を壊さないように精一杯の努力をしなきゃ!」
はぁ、疲れた。コーヒー飲も。
しかし、自分で言うのも難だけど良いこと言ったな。これがちゃんとソウに伝わってればいいんだけど‥
「ねえ。結論は明日の朝でいいかな?」
「勿論。じゃあ明日の朝9:30にここに来るから、そのとき答えを教えて。」
「わかった。」
「じゃあそろそろ戻るね。ブイ達が起きてたら面倒だからね(笑)。」
「そうだね。それじゃあまた明日。」
「また明日。」
こうして僕たちはとりあえず解散した。
ポケモンセンターに戻ると‥
「オイ!お前どこ行ってたんだよ!」
帰ってくるなりピースの《ダブルニードル》が炸裂する。
「ぐはっ!ちょっ‥まっ‥不意討ちはキツいって‥」
「うるせぇ!俺達がどれだけ心配したと思ってんだよ。わかってんのか?」
「‥すまん」
「ったく。抜け駆けは許さねえぞ。今度は俺たちもな。」
この騒音でよく皆は寝てられるな。
俺も眠くなっちゃったな‥うん。寝よ。

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翌朝。
「起きろ!」
ぐはっ!
冗談(?)キツいって‥

「じゃあ、答えを教えて。」
9:30きっかりに病室に入った。
「ああ。俺の出した答えは‥」
ソウが一呼吸間を開ける。
「俺の答えは‥一緒に戦わせてくれ。」
‥‥‥!
「ホント?」
「ああ。やっぱりこの世界に連れてこられたのもそういう縁があったから。そういうのは無駄にしちゃだめだし、ヒートとこの世界で戦うのに選ばれたのも神に認められていたからかもしれないから、その信頼を壊さないように精一杯の努力をしなきゃってね。」
どっかで聞いたことのある言葉ばかりだ‥
ま、それだけわかってくれたって事だよね。
「で、一つお願いがある。」
どうしたの?改まっちゃって。
「旅を一緒にさせてくれ。コウキの人柄に惚れた!一緒に戦わせてくれ」
『惚れた』なんて言われると色々な意味で恥ずかしいが‥
僕も同じことを思ってた。あ、別に僕はホモじゃないよ!
「勿論!よろしくね!」
「旅は大勢の方が楽しいからね!大歓迎だよ」
「ってことは、ヒートも一緒だな!」
何はともあれまた旅が楽しくなりそう!
僕たちはソウの退院を待って出発することにした。











ぎゃおす ( 2012/10/27(土) 19:23 )