第二章 赤の戦士
08
ガラガラ‥
ヒートがドアを開ける。
「失礼します‥」
かなり気まずいのだろう。またおずおずヒートだ。
ここは僕から空気を作らなきゃ。
「はじめまして。僕はコウキって言います。よろしくね!」
軽く自己紹介をすることにした。
「僕はブイ。コウキの相棒だよ。」
「俺はピースだ。よろしくな!」
ブイとピースが僕がどうしたいのかを察したのか、あとに続く。
「皆、僕の仲間だよ!」
ヒートが落ち着きを取り戻したみたい。ようやく一言喋った。
その後、僕たちは結構打ち解けた。
今までの旅での出来事。
僕とブイが初めて会った時のこと。
どんどん話が進んでいくにつれて、とうとうソウはそのことに気付いた。
「お前‥あのときのヒノアラシなのか?」
はじめのうちは『助けてくれたマグマラシとそのトレーナー』って認識だったんだろう。
ソウには悪いが、ここはヒートにとって大きなチャンスだ。
「ヒートが何でここにいるのか分かるかい?」
「ああ。《赤の戦士》として戦って欲しいってことだろ?」
「そう。それはね‥」
「コウキ!」
ヒートがとめた。
「もういいよ。ここからは僕が自分で説明する。僕の口からちゃんと説明しないと、分かってくれないよ。」
そういうと、首から下がっている赤い石を手に取る。
「ソウ君。君はきっとこの石を持っているはず。」
ソウはこくりと頷くと、リュックの中から石を取り出す。
すると、ヒートの石とソウの石が赤く光を放つ。
「この石は、神に《戦士》として選ばれた二人だけが持つことを許された特別な石。因みに、コウキと兄さんは蒼い石を持っているんだ。」
僕たちも石を見せる。
「単刀直入に言おう。僕と君は《赤の戦士》として選ばれたんだ。是非僕と一緒に戦って欲しい。」
ヒートにしては頑張った方だろう。
問題はこれがソウにわかって貰えたのか。
「実は‥」
ここでソウが重い口を開いた。












ぎゃおす ( 2012/10/23(火) 10:50 )