05
「アハハ‥そういやそうだね。
そしたらユ‥コウキ。石を出して。」
蒼い石。僕とブイを融合させた不思議な石。
「君は『蒼の戦士』だ。神から授けられた力だよ。戦士は君の他にもあと6人居るんだ。君たち7人には、ざっくり言えば『この世界を守る』って言う使命があるんだ。」
「待った!『ざっくり言えば』ってどういう事?」
「それはおいおい分かることだから‥」
意味深な発言をするブイ。超気になるが、その話はあと。
「その力があるから僕たちポケモンの言葉か分かるゃないかな。」
ふーん。そうなのか。ポケモンの言葉がわかるってすごく便利な事らしい。
「で、僕はこれからどうすりゃ良いの?」
「とりあえず、あと6人の『戦士』を探す旅に出ないかい?」
「俺賛成!」
ピースがでしゃばるように話に割って入る。
「ピース、旅ってね相当‥」
「いや、でも居るって分かってる仲間を探さないバカがどこに居るんだよ。」
ピースはどうしても旅に出たいようで。
「ピースの言うこともそうだよ。コウキ、旅に出ようよ!」
ブイもそれに続く。
「旅つっても、準備とか全くしてないよ?」
「それなら大丈夫!来て!」
ブイが駆け出す。僕たちもそれに続く。
着いたのは青い屋根が目印の店だった。
「ここは『フレンドリィショップ』。旅に出ているトレーナーの為のお店。ここなら比較的安く旅の準備しが出来るよ。」
なるほど。
「‥じゃあ、出発は明日の朝!今日のうちに皆でしっかり準備しよう!」
『おぉーーーーっ!』
こうして、僕は旅にでる事にした。
でも、1つ気がかりが。
(家族の皆、心配してるかな?)