生命のポケモン・破壊のポケモン
創造と破壊の哀歌
「ゼ、ゼルネアス…」

「イベルタルが、破壊の…ポケモンな、の?」

ワタシは彼の顔を見ることができない。きっと目が真っ赤になっているから。

「ゴメン…ゼルネアス…」

「…!!」

ゴメン。そんな言葉を聞きたいんじゃないはず。

「ちがう…ちが、うよ…」

もうムリだ。

「ぅ…ゼル、ネアス…」

破壊を、止めないと…!

―――――

ゼルネアス…ゴメン…

「オレ、は…!」

破壊しか、出来なかったよ。

.。*゚ .*.。   ゚ ..。*゚

その瞬間、ある場所を中心に爆発が起きた。

後の話によると、そこには大木に寄りかかる黒いポケモンが居たという。

そして、そのポケモンは…泣いていたという。

.。*゚ .*.。   ゚ ..。*゚

「ねぇ…ゼルネアス、見てよ」

あの日から、何十年もたった。

「ゼルネアスの好きな花…ホラ、オレ頑張って…」

オレの目の前には、一輪の勿忘草。

「咲かせた…ねぇ。だから…ゼルネアス」







また、あの笑顔を見せてよ。

その日、イベルタルは大きな繭となった。

.。*゚ .*.。   ゚ ..。*゚

それからすぐ後。ゼルネアスが目覚めた。

「ん…イベルタル?」

足元には、ワタシの大好きな。

「勿忘草…イベルタル、何やってるの?」

目の前の繭を睨みつけて。

「アナタがこんな事したら…ダメでしょ…っ!」

安心して壊してよ。

「ワタシが、何度でも全部治すから…」








また、ワタシの前で…笑って?



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■筆者メッセージ
更新遅くなってすみません…

勿忘草の花言葉は
「私を忘れないで」
です。
月光少女 ( 2016/03/30(水) 18:23 )