創造と破壊の間奏曲
「イベルタル!こっちこっち!早くしてよ〜!」
「えっ、あっ…ああ!待ってくれ!」
オレとゼルネアスが一緒に暮らして134日目。今までずっと平穏な日々だった。
そんな日々が続くはずだった。そう。〈はず〉だ。
135日目。ゼルネアスの友達にあった。名はディアンシー。可愛いけど少し生意気だった。
136日目。周りのポケモン達はオレを怖がっていた。そりゃそうだ。オレは破壊のポケモン。近くにいたら危ないらしいしな。
137日目。ゼルネアスはいなかった。彼女がいなくなるなんて初めてだ。オレは、その瞬間、こう思った。
――寂しい。と。
138日目も、139日目も、彼女は現れなかった。
もしかしたら。
そんな思いが、頭をよぎる。
そして、140日目。
「イベルタルが、破壊の…」