生命のポケモン・破壊のポケモン
創造と破壊の愛歌
「いい香り…」

ワタシはゼルネアス。ワタシが地を踏めば、そこには新たな生命が出来る。花、樹、そして、ポケモン達。全てワタシが創ったものと思えば、とても愛おしく感じる。

「でも、この大好きな花たちが…」

「お前、誰?」

「へっ?」

突然過ぎてなんだか間抜けな声が出てしまった。誰、という声が聞こえた方を見ると、そこにいたのはY字の様な赤い身体に、黒い線が幾筋も入ったポケモン。

「えっ、ああ…ワタシはゼルネアス。貴方は?」

「えっと…俺は、イベルタル」

「イベルタルかぁ…かっこいい名前だね!」

「え…そうか?あ、ありがと…」

「ねぇねぇ、いきなりなんだけど…破壊のポケモンって、知ってる?」

「えっ…」

「ワタシね、こうやっていろんな生命、創ってるの。でもね、これを壊したいって、壊すんだっていうポケモンがいてね、でも、壊すのもいいけど…ね?やっぱり創る方が、楽しいと思うんだ…それを、破壊のポケモンに知ってもらいたいの」

「へぇ…綺麗だな…」

その瞬間、ゼルネアスの顔がパッと明るくなる。

「ホント!?ワタシ、キミとは気が合いそう!」

その直後、誰でも驚くような言葉が出てきた。

「ワタシ、キミと一緒にいていい?」

月光少女 ( 2015/10/01(木) 20:33 )