探検隊セット
sideライガ
「フェリル、失礼するよ」
そう言って、アランは目の前の扉を開いた。その部屋には、恐らく
フェリルと呼ばれたプクリンと、ペリルが立っていた。
「やあ〜キミ達が新しい弟子だね〜。ペリルから話は聞いたよ〜。
あっ、ボクはフェリル・ストーム。このギルドのマスターさ〜」
うわっ、引くわ。だってコイツ見た目的に25歳はいってるぜ。あざと
すぎだろ。
「え、えっと、私はシーア・シャインです。
よろしくお願いし
ます…」
わーシーア、すげー。こんな奴にも敬語か。ってかなんだこれ、顔が
熱い。//////////
「そっちの顔の赤いキミは〜?」
「え、
えええっ!?あ、ああライガ。ライガ・ブレイムだ」
「ブレイム…?」 なんだ?なんか言ったのか?
「
うん。まあね…偶然かな。さて、じゃあ、チーム名を
決めてもらおっかな」
あー…チーム名…決めてなかった…
「なあシーア、何か案はあるか?」
「え?えっと…う〜ん…」
シーアは暫く考える素振りを見せ、その後、
「えっと、じゃあ、オラシオンっていうのはどうかな?何処かの国の言葉
で、想いって意味だったような…」
「オラシオン…か…。うん。それ、すげー良い!良いぜ!シーア!」
「うん。じゃあオラシオンで登録するね♪」
「ああっ、お前ら!耳をふさげっ!」
あ?今まで空気だった音符鶏久々に喋ったな。可哀想だし言う事聞くか。
「登録♪登録♪…」
その場にいる(フェリル以外)全員が耳をふさいだ。
「みんな登録…」
「
たああああああああ!!!!!!!!!!!!」
うわあああああああ!!?耳がキンキンするうううう!?
モスキート音か!!!!???
「登録完了っと。さて、これでキミ達は晴れて正式にオラシオンという
チームになったよ♪記念に、これをあげる♪」
そう言ってフェリルが差し出したのは、金色の箱だった。
「中を見てみな」
二人が箱を開くと、中にはバッグとバッジ、地図等、色々な物が入っていた。