ポケモン不思議のダンジョン 想いの探検隊 - chapter2探検隊とは
先輩後輩なんてない
sideシーア

「俺はゴルっス☆よろしくっス!」

そう名乗ったハリマロンは、軽いノリで話しかけてきた。

「あ…よろしくお願いします。ゴルさん」

「やめて欲しいっス。さん付けなんて」

「でも…先輩…だろですよね?」

「先輩…スか?でも、俺も少し前に入ったのばっかっスよ?それにこのギルドには先輩後 輩は無いっス!皆家族の様に気軽に接してくれて構わないっス!」

 へぇ…家族の様に…か。楽しそうなギルドだな…

「そうなのか。じゃあタメ語でいいのか。俺はライガだ。よろしく」

「私、シーア。よろしく!ゴル!」

そんな賑やかな空気の中、他のポケモン達も話しかけてきた。

「やあ。ぼくはボルト・トド。変な名前だよね…」

最初に挨拶したのはメガネを着けたピカチュウだった。

「そうか?そうでもないぜ?俺はライガ。よろしく、ボルト」

「ライガ…だね。同じピカチュウどうし仲良くしようね。あ、あと、病気とかの時はぼく の所に来るといいよ」

「ボルトは医者としての知識を持ってるんですよ!」

「シノ、暑苦しいって」

そう言いつつ近寄って来たのはここではあまり見ない、ブースターとチリーンだった。

「あはは…すいません。ボクは犬塚信乃と言います!」

「わたしは風蘭。ごめんね、シノが暑苦しいのはいつものことだから」

「二人ともここじゃ聞かない様な名前だな。もしかして、東の国から?」

「そ、そうですっ!あ、すいません呼びにくいですか?」

「呼びにくい、というよりかは打ちにくいんじゃないかな?作者が」

「シーア、メタ発言と言うんだそれを」

「そうね。なら信乃はシノ、わたしはフウって呼んで」

「分かった。よろしく!シノ!フウ!」

「よろしくな」

「よし。一通り挨拶は済んだな。これから、お前たちには仕事をしてもらう」

 あ。ペリル。いつからいたんだろう……怖

「そうなんスか…じゃあ、また夜ご飯の時喋るっス!」

「頑張って〜」

「応援してます!」

「じゃあね〜」

四人の先輩…いやギルドの家族に見送られ、オラシオンはペリルの後を追った。


■筆者メッセージ
ふう…北極熊さん、コタン4EXさんのキャラと、二人の新たなキャラ。
書くのが楽しいのはゴルとシノです。
月光少女 ( 2015/05/04(月) 16:12 )