chapter2探検隊とは
探検隊セット、オーップン!
sideシーア

「さ、ここがこれからお前たちの寝泊まりする部屋だ」

ペリルがそう言って通したのは、藁のベッドが6つある、広めの部屋だった。

「明日は早い。セットを確認したらすぐに寝るんだぞ」

「はーい(棒)」

「分かってるってー(棒)」

「やれやれ…」

 あははっ、なんか修学旅行みたい。6つのベッドか…多いな…。
 6人寝れる…6人…なんだろう、この感覚…

「なあシーア、探検隊セット開けようぜ!」

不意にライガの声がしたので、シーアはそちらを振り返り、

「そうだね。中身も気になるし」

といい、今までの考えを消し去った。

「じ、じゃあ、開けるぞ…」

「そんな世紀の大発見じゃないんだから」

ライガが箱を開けると… 

「うわっ、不思議な地図だ!不思議なバッグ、探検隊バッジ、波動の水晶まで!?」

「凄いの?それ」

「そうだな、じゃあ説明してくぞ。まず、不思議な地図。これは、逝った場所が自動的に 記録されたり、色んな場所に逝くことで、この雲のかかっている所が晴れるんだ」

「さり気なく誤変換だね」

「うっ!ま、まあ置いといて、次。バッグの方な。これは今でこそ小さいけど、俺達の探 検の活躍によってどんどん入る量が増えていく、そんな夢の様なバッグなんだ!!」

「そういえばライガは手作りのやつ持ってたよね」

「ゾンジアゲマセン。こっちは探検隊バッジ。このバッジには、探検隊ランクが一目で分 かるボタンみたいなのが付いてて、ここを押すことでどんなダンジョンでもすぐに帰れ るんだ。他にも色んな機能があるけど、ま、そのうちわかるさ」

「めんどくさいからまとめた…よね?」

「最後!波動の水晶!これは触れることで自分の持つ波動の色が分かるんだ。じゃあ、  触ってみようぜ」

「最後だけ異様に短いね」

「…シーア、痛いトコばっかついてくるな」

と言いつつ、ライガは水晶に触れた。すると、透明だった水晶はたちまち燃える様なオレンジに変わった。

「これが、俺の波動の色。シーアも触ってみ」

ライガにそう言われたので、シーアも同じ様にして水晶に触れた。が、今度はライガの様にすぐに色が変わることはなかった。

 どうしたんだろ?さっきはすぐ変わったのに…

暫くして、ようやく水晶は薄桃色へと変化した。

「…やっとだな」

「うん…なんでこんな遅かったんだろ…」

「ん〜…気にしててもしょうがないし、もう寝ようぜ」

「…そう…だね…」

そう言って、二人はベッドへ向かった。

「そういえばさ、シーアの左目ってなんか…」

「なんか…何?」

「なんて言うか…ピンクっぽい?んだよ。左だけな。何かのヒントになるかもだけど・・・どうだ?」

 左目だけピンクっぽい…すぐに変わらなかった水晶…6人という人数…これらが全部、 私の記憶を失う前と関係してる?ううっ…考え事してたら眠くなってきたな…ペリルが 明日は早いって言ってたし、もう寝よう。

「…そっか。ありがと、ライガ。」

「ん?お、おう。おやすみ、シーア」

「おやすみ」


■筆者メッセージ
こんにちは。月光少女です。前に1000文字いかない!とか嘆いてたら、今回いってしまいましたよ。
今回は伏線がてんこもりですね。
それでは、また次の機会にお会いしましょう。
月光少女 ( 2015/04/29(水) 13:23 )