お守りを取り返せ
「うわあああ!!」
ピカチュウは海岸を見て感嘆し、次に溜め息を漏らした。
「この海岸・・クラブの泡と夕陽が重なって、いつ見ても綺麗だな・
・」
俺は落ち込んだらいつもここに来る。今日もきて良かった・・あれ?
何あれ・・
ピカチュウがその何かに近づいて行くと、すぐに何なのか分かった。
「えっ・・?チ、チコリータ!?ちょっ、大丈夫かっ!!??」
「ん・・あ、うん・・・ってええええええ!!!」
チコリータは目覚めるとこう言った。
「ポケモンが、しゃ、喋ったあああ!?」「おいっ、落ち着けって!なあ!おい!」
「・・・ああ、うん、ごめん・・」
「お前、ここで倒れてたぞ?どっから来たんだ?」
「え?私はニンゲンで・・・」
「へ?ニ、ニンゲン??で、でもお前どっからどう見ても、
チコリータだぞ?」
チコリータは自分の姿を見て、
「えっ、うそっなんで????」
「お前、怪しすぎ。俺の事、騙そうとしてる?」
「いやいやいや、そんな事ないよ??」
「・・じゃ、名前。名前教えてくれ」
「えっと・・そう、シーア。シーア・シャインっていうの」
「・・・シーア・・分かった。俺はライガ・ブレイム。
よろしくな。後、さっきはゴメンな。最近、悪いポケモン
が増えててさ。シーアはそれ以外覚えてないのか?」
「うん・・・・そうみたい・・・」
その時、ライガ達は後ろから来るポケモンに気づかなかった。
「おっとォ、ゴメンよ」
「っ・・何すんだよっ・・・って、それは俺のお守り!!」
「返して欲しいか?なら、戦って奪うんだな!」
二匹のポケモンーニューラとドガースーは奥の洞窟へと逃げて
行った。
「あ・・あれは、俺の、大切な、お守りなんだっ・・・・・」
ライガはそう呟くと、シーアを見て、
「なあっ!シーア、一緒に取り返してくれないかっ!?」
「えっ?あ、わ、私でよければ・・・」
「よし!早く行くぞ!」
.。*゚ .*.。 海岸の洞窟 ゚ ..。*゚
「どけええええええええ!!!!!」
ライガがシーアを半ば引っ張る形で進んでいると・・
そこは、洞窟の最深部だった。