ポケモン不思議のダンジョン 〜光の略奪者と月の紋章〜 - プロローグ
太陽・月の接触
[side ???]


―――とある空間。

太陽のようなたてがみを持つ一匹のポケモンが、何者かと話していた。

「…感じているか?あの者の闇を。」

―――そしてまた別の空間。

それは、三日月のような大きな翼を持つもう一匹のポケモンだった。

「…はい、感じます。かつてはかがやきさまと呼ばれ、今や光の略奪者となったあの者の闇を…。あの者がまた復活したその時、世界は再び闇に覆われてしまうでしょう…。」

「…ああ。そしてそこから世界に脅威をもたらす存在が次々と現れ、世界を破壊し尽くしていくだろう…。四大陸の守り神や我らの力を以てしても世界を守り抜くのは難しいだろうな…。」

太陽のようなたてがみを持つポケモン、三日月のような大きな翼を持つポケモンは世界が再び危機に瀕することを案じているようだった。だが、三日月のような大きな翼を持つポケモンにはある希望を見出しているようだった。

「ですが希望はあります。私たちと一番近しい場所…私たちを祀るあの村の子に、私たちの力と新たな命を託すというのは?」

「…ふむ、だがあの者に我らの力が制御できるものか?」

「確証はありません。当然、制御もかなり難しいはずでしょう。ですが、あの者は私たちの力を世界を守るために扱える素養を持っているのです。今夜、あの者に接触を試みることにしましょう…。」

…とここで、三日月のような大きな翼を持つポケモンがある違和感を覚える。

「…?」

「…どうした?」

「…何やら、脅威をもたらす存在とは違う別の者がこの世界にやってきたようです…。光があるのか、闇があるのかはわかりませんが…。」

それは、後に世界の運命を揺るがす者たちの出会いを意味していた―――

レイド・マヒナ ( 2018/01/30(火) 22:01 )