旅立ち
ここはシンオウ地方のフタバタウン。
そこには去年作られたポケモン研究所がある。
今日はそこで10歳になった子どもたちにパートナーポケモンをあげる日だ。
健太「よっしゃああ!!今日から俺もポケモントレーナーだああああああ!!!!」
俺は八代 健太(ヤシロ ケンタ)。4月29日生まれ。牡牛座だ。B型。好きなタイプは炎タイプ!!!嫌いなタイプはエスパータイプだ。理由はなんとなくだ!!
小豆「健太!!!うるさいわよっ!!ご近所迷惑でしょっっ!!!」
あたしは榎本 小豆(エノモト アズキ)。7月12日生まれ。蟹座。O型よ。好きなタイプは水タイプとノーマルタイプ♪嫌いなタイプは…格闘かなー(笑)
紗耶香「そ、そうですよ…。少しうるさいです…。小豆ちゃんも…。」
私は野々江 紗耶香(ノノエ サヤカ)。12月30日生まれ。山羊座。A型。好きなタイプは草タイプと氷タイプと…ほとんど好きです♪嫌いなタイプは…悪タイプと鋼タイプです。
優弥「お前はいつもそそっかしいんだよ。少しは落ち着け。」
俺は神村 優弥(カミムラ ユウヤ)。10月9日。天秤座。AB型。好きなタイプはドラゴン。
嫌いなタイプ…なんか言わねーよ。
健太「だってよお!お前らだって嬉しいだろう???ずっとこの日を待ってたんだから。」
そう。あの日、俺たちは約束した。
〜4年前〜
健太「なあ!」
3人「何?」
健太「俺たち、ポケモントレナになろうぜ!!!」
小豆「ポケモントレーナー。でしょ??」
紗耶香「わ、私もですか…?!」
優弥「まぁ、健太のことだからサヤも一緒だろうなー。」
紗耶香「わたしにできるかなぁ…。」
健太「よーしっ!!決まりだな!!!」
優弥「そんなこともあった気がしなくもないな。」
小豆「あぁ、あったねー。そんなこと。よく覚えてるわねあんた。」
紗耶香「わ、私も覚えてた…気がする。」
小豆「はっきりしないのね…」
健太「ま、とりあえず研究所いこうぜ!!」
〜研究所〜
4人「こ、こんにちわ〜。」
研究員「あれ、君たちは…もしかして」
優弥「はい。今日ポケモントレーナーになります。」
研究員「そうか!ならこっちに来て。」
小豆「こ、ここは…?」
研究員「ここは、君たちが選ぶポケモンがいる部屋だ。」
紗耶香「わぁ。かわいいポケモン達が…いっぱい…」
健太「あ!!!ヒコザルだ!!!!!!」
ヒコザル「!!!ヒコッ!!!!!!」
健太「よーしあいつを…」
「待ちたまえ!!!」
健太「うわぁっ!!!」
優弥「あ、あなたは確か…。」
???「そう。この偉大なる博士とは私のことじゃ。」
優弥「いや、誰も何も言ってないけど…。」
小豆「え、じゃああなたはあのナナカマド博士の弟の…」
???「いかにも!この偉大なる博士こと、ナニカマド博士じゃ!!!」
紗耶香「な、ナニカマド博士…さん。」
健太「変な名前ー。」
研究員「こ、コラッ!!!博士に向かってなんという!」
博士「ほっほっほっwいいんじゃよ彼らには大きな力があるから大事に接するのじゃ。」
研究員「ち、力…?彼らにですか…?」
博士「そうじゃ。…さあチミたち。好きなポケモンを選びたまえ。1匹な。」
健太「俺ヒコザル!!!!!」
小豆「あたしポッチャマ!」
紗耶香「私は…その…ナエトル…」
博士「そうかそうか。よしチミは何じゃ??」
優弥「俺はフカマルを。」
博士「フカマルじゃな。よし…ってえええええ?!ふ、フカマルじゃと?!」
優弥「なんですか。フカマルはいけないんですか。」
博士「い、いやよくないではなく…パートナーはヒコザルかポッチャマかナエトルのどれかと決まっておるんじゃが…」
優弥「博士は好きなポケモンを選べって言いました。だから好きなポケモンを選ばせてもらいました。そこにいるフカマルをね。」
フカマル「…フカ」
博士「うウム…。」
研究員「ボク、この3匹から選ぼうか?」
博士「いや、フカマルを渡そう。」
研究員「は、博士?!何を…それでは実験は…」
博士「彼に手伝ってもらえば平気じゃ。…そうじゃ、チミたちには図鑑を埋めてもらいたい。」
4人「図鑑…?」
研究員「そう、図鑑。君たちにはこれから色んな所にいくと思う。だからそこで出会ったポケモンをその図鑑に記録してもらいたいんだ。」
紗耶香「わ、分かりました…」
優弥「はい。わかりました。」
小豆「おっけー。任して!」
健太「はい!わかりました!!!」
博士「では、チミたちの命運を祈る!!!」
こうして俺たちは研究所をでた。
俺はヒコザル。アズはポッチャマ。サヤはナエトル。ユウは…フカマル。
健太「俺は健太。よろしくなっ!ヒコザル!…いやニックネームつけよう!今日からお前はヒコ殿だ!!!」
ヒコザル「…ひ…こ…」
小豆「よろしくねっ茶々♪あたしは小豆よ♪よろしくー」
ポッチャマ「ぽちゃちゃ〜☆」
紗耶香「これからよろしくおねがいします。ナエトルくん。私は紗耶香です。」
ナエトル「…ナエー」
優弥「お前には期待してるからな、フカマル。」
フカマル「フカッ!!!」
健太「よーしっ。出発だあああああ!!!!!」
こうして俺達は自分たちの道を進み始めた…。
第一話 終