一話始まり
〜1〜
ここは風の大陸…別名は“ユリーシア"と呼ばれている。ここにすんでいるポケモン達は、おもに助隊を活動している。
なお。救助隊とは、困っているポケモンや帰ってくれなくなってしまったポケモン達を助けることが救助隊である。しかも…ここの“ユリーシア"にはあるもんだいが起きてしまっていた。それは…他でもない自然災害である。
そもそも自然災害は、急に地震や火山が起きることを言うのだが、基本的に“ユリーシア"には、あまり発生したりはしないのだ。
……だが…最近になっては、かなりの自然災害が起きる回数が増えてきてしまっていて、酷いときには地震が最高五回地震が発生してしまうくらいだ。こればかりはふつうのことではないのである。
だが…何故自然災害がこんなに深刻になってしまったのかは、誰にも分からないことであり、流石に救助隊達も苦戦してしまっていた。
自然災害せいで、命をおとしたポケモンだって存在しているのだ。だから完全に放っておけない事態である。また、自然災害せいなのかは分からないが、この世界の“ユリーシア"にはあっちこっちで、ダンジョン化が始まってしまっていた。
ダンジョンとは、ふつうのポケモン達が入ることは禁止にされてしまっている。どうしてならそのダンジョンには、我を失ってしまっているポケモン…別名はダンジョンポケモンが襲ってくるからだ。その為…基本的には正確に入っている救助隊いがいは、ダンジョンに入ることは禁止にされていた。……まあどうしてもなら、許されていたりするのだが…。やはり基本的には禁止にされているのである。そもそも、世界災害とあっちこっちがダンジョン化には、いったい何が関係しているかは、誰にも分からないことだった。
……たとえ頭がいいポケモンでも…。……伝説のポケモンでも…。
ーとにかく。これからのお話は、ある救助隊……アビレスの物語…ー
〜2〜
「うう…よいしょ…」
ここはある場所のいえ。そこになにかに頑張っている“イーブイ"の姿があった。彼女の名前は「アビス」という名前だ。
彼女は、何に頑張っているか??それは赤いものの“ポスト"と呼ばれているものだ。つまり話せば…彼女……いやアビスは、ポストだけに開けるために頑張っているである。…だが…四本足のイーブイとしては、かなりきついことだった。さらに短い前足というおいうちもある。それでも頑張っているアビス。
「あ、あと少し…」
アビスは震える右前足を使いつつ、すこしつづだが“ポスト"を開けるために近づく。だが…それでも途中でもとの姿勢に戻ってしまう。それでも諦めたりはしないアビスだ。……だが少し臆病だったりする彼女立ったりするのだが…。
アビスは何のために“ポスト"に頑張っているのか??それは簡単に話して、アビスは救助隊だからである。……だが…正確に救助隊という訳ではない。どうしてならチーム名を決めていないこと。救助隊に入るためには、三匹で入る必要があるということだ。
一応…アビスには一匹の仲間がいるものの、それでもポストを開けるのを手伝ってくれなかった。だから…ポストを開けるのは、アビス一匹で頑張るしかないのだ。しかも…今の時間は夕焼けの夕方。しかも東の空には星が見えてきている。つまりは夜に近いということだろう。
しかし…夜に近いことはわかっているアビスは、諦めたりしないで“ポスト"に向かって再び右前足で頑張り始める。
それでも頑張っているアビスだ。そして……
ようやくと話していいほど、ポストを開けることができた。
「やった!……って、あれ??」
アビスは“ポスト"をようやく開けることができて喜んでいたが、その喜びは一瞬にして消えてしまった。……どうしてなら…それは…
「き、今日も中身が入っていない…」
そう…ポストを開けることはできたものの、それでも現実は厳しい。ポストの中にはなにも入っていない、つまりは空っぽ状態だった。その様子にアビスは、さっきまで明るかった顔がくらい顔になってしまう。まるで…「今日も来ていないのか」と思っているような感じだ。そう…アビスは、まだ正確に救助隊じゃないことにはわかっているものの、それでも依頼は来てくれるんじゃないか??と思っていることから、ポストのたいしるいじりが始まったのである。……しかし…もう一匹の仲間は「現実は厳しいぞ」と言われているものの、それでも諦めが悪いアビスだった。
アビスは今日も中身が入っていない現実にショックを受けていると、後ろから声をかけられた気がするアビス。アビスはその声を聞いて、少しだけ耳を動かして相手をほうに振り向く。
その目の前にいたのは、まるで猿のような姿をしているポケモン。“ヒコザル"という種族だった……。アビスはその“ヒコザル"を見て、最早なれた感じに口を開いた。
「あ!ガイル」
「アビス。どうだ?ポストは…」
「相変わらず、なにも入ってないよ」
どうやら…ヒコザルの名前は「ガイル」という名前らしい。つまり言うとアビスの仲間だろうか?? アビスはいつものように「ポストの中身が入っていない」話をすると、ガイルはその事にたいして、いつものように「そうだと思った」という答えが帰ってきた。
アビスとしてはその答えが帰ってくると、たまにだが「少しは手伝ってよ!」ということを思っているときがある。……しかし…それでもアビスは、出来るだけガイルにはそのはなしをしないようにしていた。 何故なら彼は怒ると少し怖いからだ。長い付き合いのアビスとしてはわかっていることだった…。その為決して文句を話したりはしないのである。臆病で怖がりな彼女にとっては、文句を話すことはできないのだから…。
「やはり俺達は正確に救助隊じゃないからな。それのせいで“ペリッパー"が降りてこないんだろ」
「分かっているよ。正確に救助隊じゃないことが、それでも私は諦めないよ。いつか入っているときが…」
「相変わらず諦め悪いな」
「な!?ガイルに言われたくないよ。ちょっと出掛けてくるよ」
「また夜散歩か?」
「大丈夫だよ。私は夜の星が好きだもん!」
アビスはそう話して、ガイルの横を走り去っていく。その様子にガイルはただ黙ってみているにしかできなかった。
ーーしかし…アビスはまだ知らなかった……。いつもの夜散歩で…ある出会いが待っていることを…ーー