ポケットモンスターインフィニティ

















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第二章 迫り来る脅威
第15話 報復と幹部
 エイヘイ地方南西に位置する、コーラルシティ。歴史を今に伝える、月日行きかう百代の街。
 くすんだ石畳みが敷き詰められ、煉瓦造りの家屋が等間隔を持って立ち並ぶこの街の東には、水濠に囲まれた城があるらしい。かつては領主の住居だったが、現在は持ち主の意向で中身を一新して博物館となっているようだ。
「すごいなあ……、まるで中世だ」
「ああ、最高だね……!」
 とジュンヤとソウスケは二人で随分と盛り上がっている。そんな二人を、ノドカは微笑みながら眺めていた。


 跳ね橋の先には、城が佇んでいる。白い外壁にお姫様の描かれたステンドグラス、鋭く尖る屋根。
 この街の名物、コーラル博物館。館内はポケモンを出すことを禁じられている、ジュンヤ達はポケモンをボールに戻して心を踊らせながら中へ足を踏み入れた。
 最初に出迎えてくれたのは三匹の巨大な像だ。フシギバナとリザードンとカメックス、カントー地方の初心者用ポケモン達の最終進化形。そしてよく見たらその足元には小さなピカチュウの像。
 道は左右と前の三つに分かれ、さらにそれが二階、三階、四階まで続く。なんでも二階まではカントー、ジョウトなど六つの地方から集めた絵画や彫刻、骨など多様なものが展示されているらしい。
 そして三階にはこのエイヘイ地方のものが、四階は一番人気、エイヘイ地方の人物史、だそうだ。
「じゃあ、どこから行く?」
「そうだな、順当にカントー地方からだ」
 とにかく楽しまなければ損だ、まずはカントー地方のコーナーから回ることにした。

 ……四階、この地方の人物史。ポケモン博士やチャンピオンなどの人物に纏わる様々な資料が置かれている。
「ヴィクトル・ローレンス」
 先代チャンピオンであり、スタンの師匠。彼こそが、この人物史が館内でも一番の人気を誇る理由だ。
 二メートルは越える巨駆、彫りの深い顔立ちに力強い猛禽の嘴のような鼻、凛々しく何かを見据えた目。がっしりとした顎、引き締まった頬。
 他の追随を許さぬ圧倒的な実力を誇り、就任から引退までの数十年間公式戦、野良試合を問わずたった一度の敗北も無かったと伝えられる伝説の男。
 そんな彼は逸話に事欠かず、戦う前から相手は負けていると言われることもある。彼のことは誰もが口を揃えて「英雄」と褒め称えるであろう。
 だが確かに彼の栄光の歴史を見ればそう呼ばれるのも納得だ。若い頃は破竹の勢いで名だたる猛者達を打ち破って名声を上げ、老いてはあらゆる挑戦者の最終目標に立ち続けた。
 そして人格者としても有名であり、失言など問題は一度も起こらず研究職に就いてからもその頭脳でPr.リュウザキの研究に大きく貢献したという。
「本当にすごいんだな、英雄って呼ばれるだけあるよ」
「僕らポケモントレーナーにとって、ヴィクトルさんは永遠の憧れだね」
「……うん。だけど……」
 ヴィクトル・ローレンス、先代チャンピオン。二人が素直に感嘆をあげる中、ノドカだけはあまり浮かない表情だ。
「……ちょっと、窮屈そう」
 それは恐らく、失言などが一度も無かった、というところを言っているのだろう。
 確かに長い人生の中で大半を誰かしらの視線に晒されて生きていたであろう彼に失敗が見られなかったのは、平素からそれだけ張り詰めていたからなのかもしれない。
 栄光に照らされる彼の銅像に、しかしその分だけ濃い影が差している……そんな気がした。



 帰り道、日が高く昇っていることからも時刻が分かりやすい、正午だ。
「やめろ、やめるんだワシボン!」
 ずっとモンスターボールの中もかわいそうだ、とソウスケがワシボンを出して歩いていたのだが、彼は相変わらずの喧嘩性で道行くポケモン達に飛びかかろうとする。
 ……駄目だ、街中だといつポケモンに襲いかかるか分からない。彼には悪いが、ボールの中に戻ってもらうことにした。
 一方ジュンヤはジュンヤで、
「待てってピカチュウ! ま、待ってほんと……!」
 と無邪気に走り回り街中を探索するピカチュウに着いて行くのに必死で、すっかりばててしまっている。
 それでもピカチュウは止まらない、するりするりと人海をすり抜けどこかへ走る。
「悪い二人とも、先にポケモンセンターに戻ってくれ! ちょっとピカチュウを捕まえてくる!」
 全く、あいつは……! ノドカ達の応援を背に、オレは再び駆け出した……。

 しばらく追いかけると、ついに狭く薄暗い路地裏まで来てしまった。それでも探検気分でピカチュウはどんどん進み続ける。
 しかし、突然ピタリと止まった。
「よ……、良かった……。やっと止まっ……た……」
 座って固まった彼を抱え上げて顔を上げると……。
 圧巻だった。何人もの柄の悪い少年とポケモン達が乱雑に倒れ臥して、その中に黒髪、臙脂のトレーナーを羽織った彼が立っている。
「ツルギ……。なんだよ、これ……」
 彼は、何かを手のひらに乗せて眺めていたようだ。それをおもむろにズボンのポケットに入れて、無表情で振り返った。
「いくら優れた能力を持つポケモンでも、実戦でなければ培えないものもある。その為のいわば経験値稼ぎだ」
「だからってここまでやらなくても……!」
 トレーナーもポケモンも関係無く倒れている。そんなの、バトルの域を越えている……!
「ああ、奴らから仕掛けて来なければ俺も手は出さなかっただろうな」
 つまりは相手側がツルギ本人を狙ったから、なのだろう。確かに正当防衛だ、何も間違ったことはしていない。
「……けど、やっぱりこんなことは良くない。平和的に解決する方法だって」
「相変わらず甘いんだよお前は。こういう話の通じない奴らは、圧倒的力で叩き伏せなければ理解出来ない」
 こちらの意見を聞き入れず、倒れる人々を嘲笑するように鼻を鳴らす。
「だけど相手だって同じポケモンを好きな人間なんだ、それなら話せば」
「お前、本物の馬鹿だな。ポケモンを持っている奴らは皆ポケモンを愛している、とか思ってるのか? だとしたら相当めでたいな」
「当たり前だろ、じゃなきゃポケモントレーナーには」
「居るんだよ、ポケモンを自分の力としか見ていない人間もな」
 ……彼は、ツルギは強いポケモンにしか興味が無い。弱いポケモンはすぐに見限り、高い能力を持つポケモンだけを集めている。
「それは……お前自身のことか?」
「ああ、俺も含まれるな」
 平然と言い放ったそれは、本当に何の迷いも見えない。つまりそれがまさしく彼の認識であり……彼にとっては当然のことなのだ。
「……さっきお前の言ったこと、なんとなく分かった気がするよ」
 ポケモンの気持ちを考えず、平気で見捨てる男、ツルギ。彼は己を強く持っている、自分がただ話すだけでは彼を変えることは出来ない。
「ツルギ、オレとバトルだ」
 言葉で伝わらないならば、戦うしか無い。それがオレ達、ポケモントレーナーなんだ。
「懲りない奴だな、俺とお前ではレベルが違うんだよ」
 ツルギは呆れたように溜息を吐いた。
「分かってるさ、お前がすごく強いってことは……。だけど、オレはお前にだけは勝たなきゃいけないんだ!」
 自分の理想を、信じる心が強さに変わる、ということを認めさせる為に。
 己のエゴを押し付ける彼のやり方は間違っている。ポケモンは大事な仲間だ、それでは本当に強くはなれないということを教える為に。
「……いいだろう。理想を並べて敵うほど現実は甘くないということを教えてやる」
 しかし路地裏ではポケモンバトルをするのに狭すぎる。せめてもう少し広い場所でやろう、と歩き出してT字路に踏み出したその時。
「止まれ」
 突然ツルギに制止され、目の前を黒い影が通り過ぎた。
「なんだ……?!」
 その影は、着地するやいなや再び胸目掛けて鋭利な爪を光らせ飛びかかってくる。
 慌てて半身を逸らして避けると、右の道から規則正しく揃った足音が聞こえてきた。
「失敗……」
 惜しむような男の声。胸に赤い輪の描かれた制服を着た男達六人が二列に分かれて並んで立っている。その足元にはニューラが跪く。
「お前達、オルビス団だな!」
「御名答」
 今度は左の道から声。こちらも六人が二列に分かれている。
「挟み撃ちか……!」
 六人ずつの計十二人、以前戦った時の倍の人数だ。まずい、一人じゃ……!
「行けっ、メェークル!」
 とにかく、応戦の為に相棒をボールから出す。足元のピカチュウも、頬の電気袋から雷を迸らせ構えていた。
「名誉の為、消えてもらう」
「汚名返上」
 思わず後退りしたその時、再び右の集団のニューラが跳ねた。だが、今度の狙いはオレじゃない。
「ツルギ、危ない!」
 奴らの狙いはオレのはず、なのに関係の無いツルギを巻き込むなんて……!
 左の団員を見ていて背を向けていたツルギに、鋭い爪をかざしながらニューラが飛びかかった。
 しかし、その爪が突き刺さるよりも先に、その漆黒の身体は空中で突然制止してしまった。
 否、制止したのではない、制止させられたのだ。
 ツルギが振り返り、ニューラの腕を掴んでその勢いを完全に抑え込んでいる。
「図に乗るなよ」
 彼は腹立たしげに呟きながら、苦痛を浮かべさせる程に強く握っていたニューラを列に向かって無造作に放り投げた。
「来い、身の程知らず共。纏めて叩き潰してやる」
 ツルギが嘲るように笑みを浮かべながら、モンスターボールを地面に落とした。その球は境界から二つに割れ、中から赤い光を迸らせる。
 光が収束し、現れたのは三又の角を持ち、湖のように青い鱗に包まれた龍。
 ギャラドス。龍の遺伝子を持ち、一度怒れば街を破壊し尽くすと伝えられるきょうあくポケモン。
「ギャラドス……!?」
「ひ、怯むな。アーボ!」
 団員達は尻込みしながらも、次々ポケモンを投じていく。
 そして左右の十二人全てのポケモンが出揃ったのを見計らって、青い龍が高く唸りを上げた。
 それだけで威嚇には十分だった。萎縮し、恐怖し、身じろぎするポケモン達を、ギャラドスは技も使わずに太い尻尾で薙ぎ倒していく。
「……なんて強さだ」
 ジュンヤですらも圧倒されるばかりだった、と同時に悟った。
 これが彼の言う現実、強さだけを求める者が持つ力なのだと。
 団員達も次々ポケモンを出して応戦するが、そのことごとくはたちまち散華していく。
 数瞬間の後には、立っているのは傍観していたオレとメェークル達と、ツルギとギャラドスだけだった。
 他の者、つまりオルビス団員とそのポケモン達は呻きながら所狭しと転がっている。
「……すごい」
 ツルギが相変わらず労うことなくギャラドスをボールに戻す。ギャラドスも暴れ足りない、と言わんばかりの溜息は漏らすが、彼に従うまま光に呑まれていった。
 呆気に取られていると、ツルギが険しく睨み付けるようにこちらを振り返る。
「……で、お前はこいつらとどういう関係だ」
 ……そうだ、彼に謝らなければ。
「ごめんな、ツルギ。関係無いのに巻き込んで」
「いいから質問に答えろ」
 せっかく謝ったにも関わらず、彼は構わず威圧するような口調で責め立ててくる。
「……ああ、前にイーブイを狙ってたから退けたんだ。今回オレを狙ってきたのは、逆恨みだと思う」
 こんなことなら謝らなければ良かった、なんて内心悪態をつきながら答えると、彼は無心でそうか、と返すだけだった。
 ……なんだったんだ、今のは。まるでオレが無関係と分かった瞬間に興味を無くしたようだった。なら、逆に。ツルギはやつらと何か関係を持っているのか……?
 疑問を浮かべながらも何も言えずにいるとツルギが口を開いた。
「こいつらの狙いはお前だったんだ、後処理は……」
 そこまで言って、彼は固まった。始めは驚いたように目を見開き、それが次第に憎しみに歪められていく。
 足音が聞こえる。コツン、コツンと硬い道を歩くブーツの音だ。振り返ると、長身の男が立っている。
「私はオルビス団幹部が一人、エドガー」
 エドガー。その名を聞いた瞬間ツルギが「やはりな」と最大限の憎しみを込めて呟いた。
「申し訳ない、私の部下達が迷惑をかけたようだ」
 男は腰まで届く細やかな紫の長髪に、同色の丈の長いコート。
「彼らは新人なんだ、君達が危険な目に遭ったのも分かってはいるが、互いの為に今回は多目に見てくれないか」
 それは悪の組織の団員と言葉とは思えぬ程穏やかな口調で、雰囲気もどこか親しみを感じさせるものだった。しかしその言葉には、確かな力強さが感じられる。
「ふ、ふざけるな! 一歩間違えればオレ達は死んでたんだぞ!?」
「ああ、取り返しのつかない事態になったかもしれない。だが今君達は無事なんだ、ならばそれでいいじゃないか」
「良いわけないだろ、何が互いの為だよ! お前達を野放しにしたら」
「……探したぞ」
 話を遮りツルギが一歩進み出た。穴が空く程に強く、モンスターボールを握り締めながら。
「エドガー。そう、お前はエドガー・ジェラルディーンだな」
 それはもはや問い掛けではなく、確信を持った上での確認だった。
「……何故君が、私の姓を」
 あちらも面食らったようになりながらもそれに肯定を示し、同時にツルギは手にした球を落としてポケモンを出した。
 大きな顎に甲殻に覆われた背中。短い四足、ナックラー。
「そのナックラー……」
 彼は何かに気付いたようだが、「抗うのが君達の意思か、ならばしかたあるまい」とそれ以上何も言わなかった。ただ無言で、モンスターボールを落とした。
 周囲の空気が一瞬にして凍り付き、気付けば総毛立ってしまっていた。
「メタグロス、サイコキネシス」
 石畳を砕きながら着地したそのポケモン、顔に銀色のXが張り付き、頭から巨大な鎚のような四つ脚の生えている、全身鋼鉄のメタグロス。
「か、身体が……?!」
「……っ!!」
 その瞳が蒼く輝くと、メェークルもピカチュウもナックラーも、ジュンヤとツルギすらも見えない鉄線に拘束されたかのように身動きが取れなくなってしまっていた。
「……っぐ、うぁっ……!!」
 脳が直接掴まれ、物凄い力で握り締められている。そんな激しい痛みが途切れることなく頭を締め付けてくる。
「だから言っただろう、互いの為だと」
 彼は本気だ。どこまでやるかは分からないが、少なくともオレ達が抵抗出来なくなるまで技を続けさせるだろう。
「さあ、今のうちに逃げるんだ」
 視界の端で団員達が逃げていく。
 逆にこちらは何とか逃れようとしても、指先一つさえも動かせない。
「ふざけるなよ……!」
 しかし、彼は一歩、踏み出した。重々しい足取りで、顔を青く染めながらも着実に歩みを進めていく。それはツルギだけではない、ナックラーもだ。
「……まさか、このサイコキネシスを食らいながら動けるとはな。その執念、大したものだ」
 だが、メタグロスの瞳が更に強く輝くとツルギも呻きながら足を止めてしまう。
 駄目だ、このままだと……!!
「カイリュー、ほのおのパンチ!」
 突如として天から竜が現れ、炎を纏った拳を鋼の身体に叩き込まれた。
 不意を突かれて思わずよろけたメタグロスは、サイコキネシスを解除してしまう。
「……はぁっ、はぁっ……!」
「大丈夫かジュンヤ君、それに君も!」
 竜は頭頂部に天を貫く角を携え、全身をあらゆる攻撃を防ぐ鱗に覆われている。
 背中には巨体に不釣り合いな小さな翼、鋼すら容易く切り裂く鋭利な爪に、大岩を粉々に砕く逞しい尻尾。
 それがこのポケモン、カイリュー。歯向かう者を殲滅する、破壊の神の化身と呼ばれる巨竜。
 カイリューとそのトレーナーはジュンヤ達を守るようにメタグロスに立ち塞がり、構えている。
「エドガー、どうしてこんなことを……!」
「スタンか、久しいな」
 カイリューのトレーナーは、スタンだ。エイヘイ地方のチャンピオン、
黒いマントを羽織り群青の髪を後ろに流している。
「君が何故オルビス団に居るかは分からない……。だけど、この子達には絶対に手を出させない」
 暫時緊迫の睨み合いが続き、しかし突然エドガーがそれを断ち切った。
「そうだな、お前のことだ、既に警察も呼んでいるだろう。昔の縁もある、今日は引いてあげようじゃないか」
 彼は踵を返して、こちらに背を向けて歩き出した。スタンはその行動を責めるでも追うでもなく、ただ見つめている。
「どうして、みすみす逃がしたんですか?」
 スタンさんはチャンピオンだ、相手が一人なら流石に負けないはず……。
「エドガーは強い。彼と戦うことになれば、周囲や君達の安全までは保証出来ない」
 言われてみれば当然だ、こんな狭い場所でカイリューとメタグロスという強力なポケモン同士が戦えば、周辺にどんな被害が生じるかわからない。だから彼は、今ここでエドガーとは戦わなかったのだ。
「……くそっ」
 ツルギが蒼白で汗に塗れた面で吐き捨て、よろけながらも歩き出した。ナックラーもそれについていく。
 それを見送って、スタンに問いかけた。
「そういえばスタンさんはどうしてこんなところに?」
「ああ、最近この辺りでオルビス団が度々目撃されていたらしいから、調査してたんだ。それがまさかジュンヤ君を狙って待ち伏せていたとは思わなかったけどね」
 ……もしスタンさんが来なかったら、本当に危ないところだった。彼が居なかったら、今頃はどうなっていただろう。
「あの、本当にありがとうございました!」
「気にすることはないよ」
 大げさに頭を下げるジュンヤとメェークル達に、スタンもカイリューも困ったように笑っている。
 ……そういえば、気になることがもう一つあった。ツルギもそうだが……。
「あの、スタンさん。スタンさんは、エドガーとどんな関係が」
 それを尋ねた瞬間に彼の笑顔が強張った。だが決して誤魔化しはせず、大きく息を吐いて答えた。
「あの人は……おれの兄弟子だ」
 兄弟子……ということはつまり。
「ヴィクトルさんの弟子……?」
 スタンは無言で頷いた、それは肯定を示している。
 ……なるほど、昔の縁とはそういうことだったのか。
「ヴィクトルさんから学んでいたエドガーが、どうして悪の組織なんかに加担するかは分からない。だけど彼が従う程だ、オルビス団の首領は余程力を持った人物なんだろう」
 そこまで言うと彼はマントを翻してカイリューに飛び乗った。
「おれはもう行くよ。ジュンヤ君、何故君が待ち伏せされていたかは分からないけど、あまり危険なことに首を突っ込んじゃ駄目だよ」
 そしてカイリューは飛び去っていく。
 オレもポケモン達も疲労で壁にもたれたまま動けず、しばらくしてからようやくポケモンセンターに帰ることが出来た。

■筆者メッセージ
14話の謎の数字の羅列を訂正しておきました、ご指摘ありがとうございます!
これからも間違いがあれば指摘いただけるとありがたいです
せろん ( 2015/04/09(木) 18:15 )