どのように物語をつくっているか
物語をどうつくっているか
キャラの手持ちに関しては
・キャラのイメージ、戦法に合うか。
・見た目が映えるか。
・手持ち全体の種族値の合計を統一する為の調整。
・今回もゲームで最初にもらえる初心者用ポケモン以外。
などです。
ジュンヤの手持ちで言うと、
ゴーゴート
・くさタイプのポケモンを相棒にしたかったから。
・初めて人間と共に暮らしたポケモンということで、育て屋の息子の彼には似合う。
・かっこいい、あと個人的に好き。
・角を握ることで気持ちが分かるため、相棒アピールがやりやすそう。
などが相棒に選んだ理由です。
地方の名前は永遠の平和から抜き出して永平、地方が円を描いた形なのは円が終わりの無い形であり、永遠・無限を想起させるから。永平寺は関係ありません。街の名前は鉱石から、石言葉を参考に選んでいる。
物語を書く上で今回は演出の為に暴力表現などを多少は増やし、自分の中のポケモンらしさを基本は遵守しながらもある程度は崩してキャラや描写をしています。
あるキャラがポケモンの力で記憶の改竄を行ったり、破壊の限りをつくした、なんて悪用したり暴力的な表現描写は以前の"ポケモンらしさ"を遵守している自分だったら書くのは憚られちゃいますね。親が殺されている、なんていうありがちな背景もポケモンでは出てきませんし。なので今回はある程度自由に趣味も織り混ぜながら書いてます。
シナリオ
今回も主人公のキャラ、それと対立するライバル、描きたい話やテーマをある程度決めてから周囲や舞台を埋めていきました。
主人公が守りたい系で平和主義な自分より他人な男子なので、ライバルは反対な己の目的を重視する他人より自分の目的な男子。
地方の名前は悪の組織などが出て来て平和が崩れ去る為に、それを少しは強調出来たらいいな、と思って永遠の平和からエイヘイにしました。
後はそのキャラらしさを強調する為に話を書いたり。分かりやすいのがソウスケで、諦めないという信念と鍛練を重視している描写を最近はしばしば入れているつもりです。
各キャラの名前の由来、性格、テーマなど。
主要キャラの大体は武具から名前を取っています。
ジュンヤ
性格はこれまでの主人公が自分の夢の為に強くなりたい、だったので今回は他人の為に強くなりたいという男子にしました。なので守りたい系男子に。
親が殺されているという設定は、どうして守りたい系になったかの理由付けの為です。よく言えば王道、悪く言えばありがちですが、主人公でわざわざ奇をてらう必要もないかなと思ったので。
そしてジュンヤは特別な存在ではなくあくまで一般人ということで、性格もごく普通の男の子に。「盾」なので保守的な面がある。
育て屋の息子設定は、人間とポケモンの絆を大事に思っているキャラであることを強調するためというのが一番の理由。
手持ちはバランスの良さを意識。
名前の由来は何かを守る「盾」である「也」ということで盾 也=ジュンヤ。
ノドカ
ヒロインでジュンヤの支えになる、ジュンヤが戦いに身を投じていく分その癒しとして戦いとは縁遠い少女。なのでドジで間の抜けたどんくさい女の子に。本編ではたまに戦っていますが、戦いとは本来無縁な少女です。
手持ちはかわいさを大事に。
名前の由来は平和の「和」からノドカ。
ソウスケ
ジュンヤの幼なじみとして、盾ということで保守的、情けないところのある彼とは対照的に「諦めない!強くなる!目指せポケモンマスター!」と一本気な主人公気質に。相棒のヒヒダルマとともに転んでも必ず起き上がる不屈の男子をイメージ。
手持ちは攻めとかっこよさを重視。
名前の由来は一本気に思いを貫く「槍」と幼なじみで時にはジュンヤを助ける「介」で槍 介=ソウスケ。
ツルギ
ジュンヤと正反対にも思える性格で、他人にもポケモンにも冷たく自身の目的のみを胸に歩き続ける。
ライバルなので強く! ですがツルギは幹部エドガーに何度か敗北しているので、あまり強く見えないかもしれませんね……。
名前の由来は力の象徴でもある「剣」なのでツルギ。
レンジ
存在を忘れているとは思いますがトレーナーズスクールではエリートだった少年です。
名前の由来は鎌 次=レンジ。
レイ
ジュンヤの親友で、ちょっとジュンヤの為とはいえやりすぎなきらいがありますね。何かを成す為なら時には危うくなるキャラが好きなので出しました。
名前の由来はray(光線)、零で「レイ」に。
幹部登場のエピソードはそのキャラらしさを重視し、どのように侵攻するかを想像して書きました。
他の回は、捕まえたいポケモンや書きたい話、キャラの強調、これからの展開の為の前置きなどを決めて書いてます。