03
「あー、すっきりした。……はあ、寝る前に水飲みすぎた」
一方、こちらはダイスケ。ぐっすりと眠っていた彼だが、寝る前に水をたくさん飲んだことが災いして催してしまい、目が覚めてしまった。
そして用を足した彼は、部屋に戻ってきた。
「……って、は? ……アキト達がいねえ!? ……やっぱりいねえ!」
自分の目を疑った彼は一度目をこすって再度確認したが、やはり部屋には誰も見当たらない。
「……そういえば、アキトのいびきが聞こえなかったな……。……多分。
とにかくこうしちゃいられねえ、あいつらを探さねえと!」
ダイスケはモンスターボールのついたベルトを装着して、慌てて部屋を飛び出した。