02
「うーん……。……見るもの無くなったな。帰ろうぜ」
そしてその数十分後、アキト、ダイスケの2人はフレンドリィショップにすっかり飽きてしまってここの出入り口に来ていた。
「ああ、だな。じゃあおれは秘密の特訓するから、カナエが来たら言っといてくれ」
「秘密なのにオレに言っていいのかよ……」
「……ちょっと用事あるから」
「いや遅えよ」
改めて言い直そうとしたダイスケにアキトはツッコミを入れる。
「はは、気にすんな。じゃあ後でな!」
「ああ、またな!」
そして2人は互いに手を振り、フレンドリィショップを後にした。