03
「……はあ、どうするアキト。暇じゃねえか?」
「ああ、だな」
「えっと……。それなら君、ちょっと良いかな?」
暇をしている彼らに、いや、アキトに、背後から誰かが声を掛ける。
「え? ああ、どうしたんだ?」
振り返ると、一人の少年が立っていた。
その少年は茶髪で、服装は、緑色のジャンバーにベージュのズボン、茶色のブーツを履いており、青い帽子をかぶっている。
「ぼくの名前はシンヤ。ジム戦まで時間があるなら、ぼくとバトルしないかい?」
「バトル? ああ、もちろん! オレはアキト! コキヒタウンのアキト! よろしくな、シンヤ!」
「わたしはカナエ。よろしくね」
「おれはダイスケ、よろしくな!」
「うん、よろしくね。アキト君、カナエちゃん、ダイスケ君」
自己紹介を済ませた4人は、バトルをするのに手頃な場所に行くことにした。