02
「たのもー!」
今回は、先にジムに入ったのはアキトだ。
「おれが先に挑戦したかった……」
「へへ、早い者勝ちだぜ!」
ダイスケはうなだれ、悲しそうにしている。
「良く来たな挑戦者。せっかく来てもらって悪いが、今はジムリーダーは居ないぞ」
「ええ!? な、なんでですか!?」
「今はロクショウの森に行って、むしポケモン探しをしているんだ」
「ロクショウの森?」
「とにかく、今は挑戦できない。きっと後1時間ほどで帰ってくるから、君達もまた来てくれ」
「……はーい」
まさかジムリーダーがいないなんて。3人は、しぶしぶロクショウジムを後にした。