あとがき的なもの
いやあ…終わっちゃいました。
「ポケモン不思議のダンジョン 救助隊レオパルド 正義と悪の境界線」
こんなものでも手に取って読んでいただけるだけでもうれしいのに拍手メッセージもいくつか貰っています。もう言葉にできないほど喜びました。
さて、今回の小説のタイトルにある「正義と悪の境界線」。タイトルに…絡めましたかね?書いていくうちにアイデアやら新キャラなどのイメージが浮かんであれも出したいこれも出したいと書いていくうちにブレッブレになってしまったんではと思っています。てかなっていると思います。時すでに遅し。
物語の中でも(少しだけですが)言及したように「正しいこと」と「悪いこと」について書きたかったんです。人殺し、もといポケ殺しは悪いことです。が、救助隊の物語、つまりゲームの方ではフーディンは明確に主人公を倒すと言っています。倒されればどうなるかはもはや言うまでもないでしょう。ですが、こうなってしまうと誰もフーディンをポケ殺しというポケモンはいないでしょう。多少の疑問はありつつも、彼らの中では
「カイトを倒せば世界のバランスは元に戻り、これ以上災害や異変が起こることは無くなる」と思うように先導されてしまったからです。
たとえそのように海斗が倒され、世界のバランスが元に戻ったとしても、素直に喜ぶものは少ないでしょう。何も知らない他人なら別ですが、海斗たちはポケモン広場のポケモンたちとつながりを持ち、彼らもまたカイトは悪いポケモンではないことを知っているからです。
ゲンガーによる先導があったとはいえ、彼らはカイトを倒さなくてはならないと思い込んでしまった。悪いポケモンではないと知っているのに傷つけようとするのは、それは悪いことのはずです。ですがそのことを咎めようとするポケモンはできません。
それは「世界のバランスを元に戻す」という口実があり、例え悪いことだと思っていても、誰もそれを悪いことだと言わないからです。
取り上げたのは一部ですが、正義とは何か、悪とは何かというものを個人的に考え、形にできてたらなあと、思っています。
それと、この場を借りて謝りたいことが。
コラボキャラの件についてです。感想メッセージから募集し、キャラを貸してくれたシャミセン様、鳥山様、物語が進むにつれてどうしても持て余し気味になってしまい、結局お二方に何の相談もせず退場させてしまいました。
他の方のキャラを借りておきながら身勝手な行為、真申し訳ございません。動かし方に困ってこんな結末にしたのは完全に私の実力不足です。次作ではこんなことが無いように精進します。すいませんでした。
作者の力量不足が目立つ先品になってしまいましたが、救助隊レオパルドの物語はこれにて閉幕となります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。