17 昔のおもひで
ふぁ〜あ〜・・・・
ったく困ったもんだよホントに。警視総官なのに夜勤とかマジパネェ。
で〜?メガニウムとレントラーはねむちゃってるしぃ〜?
ったく使えない(しかし事の発端は俺)部下だ。若いっていいね!
hosebookで100人がイイネ!といっています。さぁ、CP前のみんなも一緒に?
イイネ!イイネ!イイネ!イイネ!イイネ!イイネ!イイネ!イイネ!イイネ!イイネ!イイネ!イイネ!イイネ!・・・
虚しい(泣)
違う。しごとというのは・・なんというかこう・・救われてなくちゃならないんだ・・
・・・・・・昔は楽しかったなーあー昔に戻りたいー戦乱の世の中でもいーからー
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「ショウちゃん!ガイくん!こっち!!」
「うわわわわ!!」ババババン
「どういうこったいショウヤぁ!銃声がなりやまないぞぉ!!」
「知らん!(ババババン)うわわわ滑り込みセエエエエエエエフ!!!」
「・・・・いや・・・俺アウト」ドサッ
「「エエエェェェ(´д`)ェェェエエエ」」
「うぅ・・・・・・」
「大丈夫?ガイくん・・・」
「あぁ、なんとかな・・てめっショウヤ!!」
「ああ、悪い・・まぁ軍事目的のための致し方ない犠牲さ」
「どこのコラテラルダメージだ」
「まぁその様子だと大丈夫そうだな」
「くっそ〜〜・・・なんか悔しいが大丈夫だ」
「そうそう、お前の中に入ったタマ、ネックレスにしたぞ」チャラーン
「・・・・うわぁ」
「・・・い、一部では縁起物らしいよ?貰っておいたら?ガイくん」
「・・・・じゃもらっとこう」
「飯。どうするよ?」
「そうだよね・・・物資が手に入らなかったし、何より甘いものが皆無」
「あぁ・・・塩水で我慢するしか・・・」
コトッ「い つ も の」
「文句言わないでショウちゃん、何もたべないよりはいいでしょぉ?」
「ま、そうだな、イタダキマス(ズズッ)・・うへぇ、うまい」
「幻覚か?」
「明日は手に入れないと・・・私たち、ほんとに飢え死にしちゃうよ」
「だな・・・ガイ、お前は休んでろ」
「いや、俺もいく」
「また怪我されたら困る。キッパリ言うけど」
「じゃぁ海から塩水汲んでくる」
「おk」
「私は・・・?」
「シガっちゃんはガイを診ていてくれ。ガイがこんな目に遭ったのも俺の責任だ」
「じゃぁ明日は」
「そうだ。俺一人で行く。」
「死亡フラグがたったぞ」
「なぁに、直ぐ三匹分の食料手に入れて帰ってくらぁ、甘いものもとってきてやる」
「また建ったぞ」
「死亡フラもたてまくれば生存フラになるんだぜ?知らなかっただろ」
「今そういったから死亡確定」
「ったく気難しい奴だな・・・寝よう、明日に備えるんだ」
「わかった・・・おやすみ、ショウちゃん、ガイくん」
「おやすみ・・・」
ドガァーーーーーーーン!!!!!
「うわ!!なんだなんだ?!」
「もうねたいよぉ・・(大泣)」
「どうやら今のご時世、そう簡単には眠らせてくれないらしい」
「クッソ!!ガイ!シガっちゃんを無理しない程度に頼む!!」
「・・あぁ」
「死にそーだったら無理せず投降して捕虜になるんだぞ?!俺が後で助けにいく!」
「・・・頼れるやつだよ、お前は」
「ショウちゃんも無理しないで!!」
「大丈夫さ・・・・俺らには明日がある。多分」
「死亡フラグ三本目だ」
「あ?・・(ドガーーーン!!)空気読めやこのブラギア軍がぁあぁあ!!」
「おいッショウヤ!駄目だ!今いくな!!」
「・・・なっ」
バババババババババババババンッ!!!
「ショウヤァァァ!!!!!!!」
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「ガイ起きて〜・・・」ユッサユッサ
「ショウヤーショウヤー・・・んご?!」
「どったのこんな時間まで」
「・・・夢か」
まぁあのあと、ショウヤは全部間一髪で避けたんだけどね。
やるよなぁアイツ。ナノマシンをあのときは埋め込まれてなかったはずなのに・・・
「かなりうなされていたよ?大丈夫?」
「大丈夫だシガタ・・・」
「シガタじゃないよ、シンだよ僕ぁ」
「あれ、・・・結構似てた」
「体つきが段っ全違うでしょう」
シン・・・というのは昔の戦友の一人で、
あの『戦乱の時代』の生き残りの一人。種族はブリガロン。
「なーんかショウヤーだのシガターだのうなされてたからねー」
「そんなにうなされてたのか俺」
「そりゃあもう」
「あぁ・・・今でも思い出すよ、痛かったし苦しかったけど最高だった、
自分が一番生きて、生きて輝いてたあの時あの瞬間が。」
「なぁーにいってんの」
「シガタ・・」
今はもう亡きシガタ。
元々病弱で、頼りないけど俺たちの心の癒しどころ、と言うか萌えポインツが・・
よく頑張ったよ。あんなに体の中身はズタボロのスッカスカだったのに。
「ショウヤ・・・」
革命をおこす。そういいはなち一人でかけていった、あの馬鹿。
今、何処でどうやって何をしているのか。病気のシガタをおいてまでして
やりとげなきゃいけないこと。何なのだろう?
・・・・・シガタが逝って実の息子のヨウガまで置いていって。
「なぁ・・・何処に居るんだ・・・?」
「・・・・・子供みたいだね」
「はぁ?」
「大泣きしちゃって」
はっとして気づけば俺は涙を流していた。それも大泣き。
もしこれを見られたらショウヤやシガタに笑われる・・・
こらえようとしてもこらえられなかった。
「うぅ・・・涙がとまんねぇ・・・何でだよぉ・・・」
「ふぅ・・・後はボクがやっておくから、一度空を飛び回ってきたら?」
「・・・良いのか?」
「いいともさ。」
「・・・・じゃぁ」ダッ
・・・自分のスキルで空を飛べるようになり、今は多用している。
移動用とか戦闘用とか。このスキル、どうやら脚力も上がるらしくて
それでミサイルが都市中心部に落ちてきたとき、蹴り返したっけ。
それが吉と出て、戦闘部門警視庁総官になったんだっけ?
・・・もし俺がもっと空高く飛び上がればシガっちゃんと会えるのかな。
俺はそう思ってぐんぐん高度をあげていった。
・・・・結果、体の至るところが凍結する始末。俺は下に落ちていった。
「シガっちゃん・・・」
手を伸ばす。届きそうで届かない、自分の死。
今までに幾つもあった。でもそのたびにいろんなやつに助けられた。
今は『ナノマシン』というナノなマシンのおかげか、そのせいか
死にたくても死ねず。溺れられず。息は止めても死ねない。
「・・・エンジョイしてぇ」
バキィ!バキバキバキドシャッ!!
森の中に落ちた。驚いたな、あの高さから落ちても死ぬ気配がない。
「うがーーーー!!!」
ああもうめんどくせぇ!!!
こうなりゃ何がなんでも生き残ってやる!!
TASでもチートでもどんな手段でも生き残ってやる!!
ショウヤ!!お前よりも長生きしてやる!!ぜぇーーーったいだ!!
・・・マイ、だからもう少し待ってくれないか?お前の子供のユウは今も
すくすく育ってるから。
・・・・ちょっと元気すぎるけど。
(がんばって、ガイくん)
「・・・・・?!」
周りを見た。何もいない。でも聴こえた。・・・懐かしい。
ふと空を見上げた。
もしかしたら俺は今もアイツと同じ空を見上げてるのかもしれない。
世界の何処かで俺TUEEEEEEしてるアイツと同じ空は。
・・・・今まさに夜があけようとしていた。