09 補足
・・・俺(ヨウガ)はホシナタさんに今まで起こったこと全部言ってみ?っていわれたから
全部言ってみる。
そりゃあもうあらいざらいはなしたさ。
うん、つかれた。え?どんなことはなしたかって?それを今から思い出すんだよ。
まずはリュウジさんがきたこと。リュウジさんはとってもいい人で、
ジンさんとはながーい付き合いらしい。ホモォ・・じゃないが。
「あ、これ食べるかい?にいちゃん」
「お、あざーす」ヒョイパク
なんか差し入れもらったりして・・・うん。とってもいい人だったお。
「俺ぁこう見えたってジンとは長い付き合いなんでよ」
「え、何歳?」
「ワカンネ、だいたい70〜くらい?
まぁあの刀はそんな付き合いのなかで一番の宝物なんだ。
俺とジンの認める奴にしかあれはやらん!」
「その元気さで70・・・?!」
で、そんなリュウジさんがつれてきたのがこの人。
いや、つれてきた・・ではなくそこら辺で捕まえたやつらしい。
ヒロセさん。リングマの探偵。
なんか無口で変な人だが頭はいいらしい。
もっとも、一番に刀を見つけたのがこの人らしい。
「・・・・」
「えー・・・」
「・・・・・・」
「なんかみつけました?・・・」
「・・・・・ホレ」
「いやそれただの石です」
このぐらいか。洗いざらい話す・・・とは言うものの、これぐらいしかわからない。ま、いいや・・・
その頃、何処かで・・・・
「zzz・・・zzz・・・」
倉の中から寝息が聞こえてくる。何故かふんわりした寝息だが・・・?