08 観光客・・・?
朝7:00分。
『明日に向かって!ズーーーミン!!』
ん・・・朝・・?
「ふぁあああぁぁあぁ」
俺が起きた。今7時。誰が起きているのか少し台所の様子を見ることにした。
・・・・把握。レイアとアイが飯作ってた。庭は・・・
・・・把握把握。ユウが倒れてやがんの、ざま・・はぁ?
「なんでここで寝てるんだこいつ」
「zzz・・・」
まあいい。そう思って優しい優しい俺はユウを縁側にそっと寝かせておいた。
寝かせておくと言えば。駐在にICHIGO大福を寝かせておいたままだった。
誰も食べなきゃそれでいいけど・・・
・・・今フラグと思ったやつ、後で牢獄へ出頭しな。
んで7:36分、俺は飯を食った。
「どぅお?ヨウガ」
「どうすか?」
「・・・・・」
・・・・いや、なんだこの味は。とても形容しがたい何かを食ってるような気がする。
いや、何をいってるかわからねぇと思うが・・・
食えばわかる・・・気がする。とりあえずノーコメで飯を済ませたら
あいつらめっちゃ不満そうな顔でこっちを見ていたな・・・ははっ、
ユウとジンのおじいさんの身が案じられるような気がしようでしなかった。
8:10分、俺は少し大きい繁華街へ出た。なるほど、この村の文化なのかなぁ?
妙に和服のポケたちが多かった。でも使っている硬貨は普通そうだった。
俺も和服がいいかな?
「すいませーん、この服くなんしょ」
「おk、1050円になります」
一応ユウのものも買っておいたがサイズ会うかなぁ?
ちなみに今買った俺用の服はサイズ165cm用のものだった。それでも
ダブダブな服。安かった。ちっちゃいっていいね(絶望)
9:00、なんかいっぱいきた。
いや、ね。ふつーーーーーーーーーに町で歩いていたような観光客が来た。
「はぁ?何で?!」
そう思った俺は道行く人に聞いてみた。何でも、なんか一日二回、バスが来るらしい。
洞窟を抜けるのもアリだが危険すぎるらしい。そこを通ってきた俺たちは一体・・?
ともかく、ここ(繁華街)は観光名所で間違いはないみたいだった。
12:00
この頃になるとめちゃくちゃ腹が減ってくる。そうだ、家帰ろう。
そう思って繁華街から抜け出す。が、迷いに迷ってしまい・・・
途中、ラジオからこんな情報が入ってきた。なんでも、
ここの洞窟の入り江にいた見回りが4、5人つき伏せられていたらしい。
いや、そんなことしてる場合ではない。早く家帰りたい。
13:00
俺が帰ってくると場は騒然としていた。
なんと・・・・
「予告・・・・だと・・・?!」
内容はこうだった。
盗む
それしか書いていなかった。いつ、どこで・・いや、ここだな。
何時、何分何秒、この星がなんかい回ったとき 盗み とやらがおこるのか。
刀は縁側近くの和室にあえておいておくことにした。
14:00
ですよね、そうなりますよね。
リラとなんかよくわからないキュウコンとカズヤが来ましたとさ。
キュウコンの名前は 星向アリサ。レイアと同じ匂いを放ってそうで違かった。
ともかく、見張りを手伝ってもらうことにした。
15:00
ここの地区のおずっちゃんが一人来た。なんでも騒ぎを聞き付けて駆けつけたようだ。
種族は色違いグラエナ。名は 稲坂 竜治 というらしい。
話していてわかったが、この人は陽気な人だった。盗みをおかすことはないだろ。
そう思った直後、また誰か来た。
なんかリュウジ(さっきの人)さんがよんでくれたらしい。
種族はリングマ。名は 後藤 瀬長 。
推理が得意らしいそのひとは何も言わずに現場検証を始めた。
そういやぁ、アイさんがいないなぁ・・・
16:00
アイが帰ってきた。何食わぬ顔で俺に
近寄ってくるなりジンじいさんの居場所を聞いてきた。
答えた俺はそのまま勤務を続けたが・
・・それだけなら俺に聞かなくてもいいじゃないか。
ってお土産持ってんじゃん。ならいいか(´・ω・)
18:00
犯行は起こってしまった。庭で爆発が起こり、それに気をとられて
そのスキに・・・やられた。
場は再び騒然となった。
19:00
なんと刀が見つかった。星向とかかれたバックの中にあったらしい。
犯人決定。こいつだ。ほぼすべての視線がホシナタに向けられていた。
リラの視線は・・・なんと言うか、最後の切り札を持っているかのような視線だった。
ホシナタは・・・連行されてもいい、といった。が・・・
なんとその代わりに推理を始め、それでも納得がいかないならどうぞ、
私はお縄にかかります、といった。
「これまでのことはこれぐらいでいいですね?」
「ああ。で、ここからどうやって自分の潔白を?」
(リラを除く)全員、冷たい視線だった。
「なぁに、簡単な話ですよ。順をおっていけば・・・ね。」