20 生と死の境
前回のあらすじ ドンドンドンパーフパーフ☆
編集・・・終わった―!! エンタアアアアアキイイィィ
「いんたーねっとに接続できませんでした」 ぼんっ
あぁぁぁぁんまぁぁぁりぃぃだぁぁぁぁぁ!!!!
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
「おい!レイアぁ!しっかりしろ!!」
さっきから何度も何度も応答を呼び掛けるヨウガ
しかしいつまで経ってもレイアは意識を取り戻さない。
「・・・このままだと一生動けなくなっちゃうかもな」
「はぁ?!・・いや、まさかそんなことないだろ・・な、レイア」
「°д°」カチーン
上からレイ、ヨウガ、レグの順番だが・・レグはいろんな意味でフリーズ
してしまっている。どうやらただの屍のようだ。
「起きろよ・・起きろって・・起きてくれよ!」
「起きたよ」バッ!!
「「?!」」
いきなり起き上がってきた。いや、こんな起き方なんか
最初っから意識があったような感じしかしない。むしろあったのではないか。
「ま、まぁ俺は起きることをぜぜぜ前提にして止めを刺したんだ。」
「ウソだろおい」
畜生騙された顔でレグはそういう。しかしレイがすかさず、一瞬の間もあけずに
「即」つっこんだ。ツッコミ要員かこいつは。そしてヨウガはなんにも言わずに・・
「・・・!!」ギュッ
「んなっ?!なななな、なに?!ヨウガ?!」
「よかった・・・本当によかった・・!!」
「ああああああっついからよよよ避けて、ちっ、ちょうだいよ!!」
バコッ★
「ぎゃあああああああああ!!」ドンガラガッシャアアアアアアン!!
「おい・・・・それおれの大事な治療道具!!」
「ぎゃっははははははは!!」
「痛っつーー・・・そのパンチ力をもっと試合に生かしてくれよ・・・」
「あ、ご、ごめん!・・・ってレグ?!」
「レグですが何か?」
「よくも・・・」 ピキピキ
音をたてながら氷の刄が出来上がっていく。そう、今まさに切ろうとしているのだ。
「ちょ・・!!正確にはあのとき切っていないんだって!!」
「「はあ?」」
「よくみてみぃ!これただの模擬刀!鉄の棒だから!」
先ほど一瞬見た感じでは全く分からなかったが、確かにその切っ先は
物を切ることには向いていないような感じだった。
斬撃....ではなく打撃で敵を沈めていたのだろう。
「へー」
「ところでリラは?」
「・・・ああ、シラギと一緒にいるぞ。ラルゴもな」
「・・・・大丈夫かしら」
「・・・いや、相当やられて一週間は起きないと。」
レイアはレイからリラの居場所を聞き出す。そしてその本人は・・・
「スー・・・スー・・・」ピッピッピッ・・・
リラの回りには点滴がぎょうさん置いてあって心拍数をはかるやつも動いている。
「リラさん・・いつになったら起きるんだが」
「・・俺の・・せいだ・・」
ラルゴは自分を攻めている。何故あんなに本気になってしまったのか、
何故ここまでやってしまったのか。いろいろな感情が渦巻いていた。
「・・・・お前はお前のやり方でやったんだろ、そこのルカリオさん」
「・・・」
「もし意識が覚めなくても、絶対に俺はお前を攻めない。」
「 ・・・なぜだ」
「ここに来た選手は仮にもやられる覚悟で来たんだ。俺は・・殺される覚悟で来た。こいつも・・あったんだろう。そんな覚悟が。」
「・・・・」
「だから、こいつに覚悟があったなら、例え死んだとしても俺は攻めない。・・・絶対に、だ。」
「・・・・・」
ガラッ!!!!!バアン!!!!
「リ、リラちゃん!!」
「?!」 「・・・・・」
紳士が出てきた。しかも相当焦っている。
「ああ・・リラちゃ・・・貴様・・!!!」
「・・・!」
「『ブレイズショ・・』」 バシッ!
ナイスキャッチ、シラギ。
「もう攻めるな・・・!」
「何も言うな!バンギラス!はなせ!!」
「お前が真にリラさんが好きというなら・・リベンジとか敵討ちはせめて
自分でやらせてやれ」
「でも・・・」
「じゃあもう攻めるな。」
「・・・っ!!」
「俺は・・・・これで失敬する・・・目が覚めたら、『やりすぎてスマン』って伝えてくれ・・・。」ビュッ
試合で見せた、瞬間移動でラルゴは消えていってしまった。ユウは・・・
「ファック!ホーリーシット!」
「まあそう怒こるなって」
「次あったときには必ずズタボロにしてやる!!!ってか誰だテメエ?!」
「・・・俺?」
「おめえいがい誰がいるんだよ!!!」
明日はついに決勝戦。レグたちが勝つのか、ヨウガたちが勝つのか、あるいは・・・