03 救助す
◇◆ぜんかーいのぉあーらーすーじいいぃぃ!◆◇
議題「ヨウガについて」
「死のう」(レイア)
「ちょ・・早まらないでください!いつかきっとナニかありますから!!」
「やっぱり死のう」
「わあああああちょおおおおっとおおおおまってええええええ!!!」
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「ぎゃーー!(ザパーン)ガベバギョッホ!」
レイアはあえなく波に飲まれてしまった。一方その頃・・・の5分前
「うっしゃー!ナイス、ユウ!」
「ざっとこんなもんよぉ!」
どうやら一点巻き返したようだ。
「あと4点!」
ヨウガチームのサーブだ。
「ぬうらあ!!」(バシーン!)
ボールはそのまま怪力チームに入っていく。
「楽ショーらくしy・・(コケッ)」
ずっこけたようだ。普通こっちの点は確実だがボールが相手コートへおちそうなところで・・
{〜紙は言っている、ボールであそぼ!と。〜}
変なナレーションが入ったあと・・
「こっちにボール来とるがな?!」
そう、全く逆の状況になっていた。
「そぉぉりゃああぁ!!」
と、ヨウガがボールを思いっきり相手コートへ返す!それは意外にも・・
「流石にアウトでfa?」
「アウトだな」
どしゃっ!
「セーフ、セーーーフ!!!」
「え」 「あ」
「「えええええええ?!」」
「「ぎゃあああああああ!!!」」
ギリギリ入ったようだ。そして・・
「ヨウガさあん!」
「ん、リラか。どした?」
「レイアさんが!」
「ナニ?ナンカアッタノ?」
「どうもこうも・・・」
リラはレイアが溺れているのをつたえると・・
「!!・・・レイアぁぁぁぁぁ!!」
ヨウガは全速力でレイアの元へ急いだ。
「レイアちゃああああん!!」
同じくユウも・・
「今助けにいくからねぇぇぇん!!!」
いかにも変なことを考えてそうな顔だった。
〜そして今〜 ェ?ナニ?アッ、ギャアアアアアアアア!!
「たずげ(ゴポポ)ぐるじっ(ゴポポポ)」
まさに『絶体絶命』である。
「ゲボッ!ゴボッ!」
自分はここで死ぬのか、とレイアは悟った・・
「ヨ・・・・ウ・・・・ガ・・・」
ザブーン!!
そんな音も聞こえぬ状況の中、目の前にいるはずもない
幼馴染みだけが見えた。その瞬間ふと考えるのもやめ、意識をそのまま手放した・・・
「レ・・!・こ・・か!」
ん・・・?
「レ・ア!・・えるか!」
・・・ヨウガ?耳元で・・
「レイア!聞こえるかぁぁぁ!!!」
「っ!聞こえるわボケェェェェェッ!!」
バリンガシャーン!「しょえーーーーー!!」
ガラスが割れ、ヨウガがぶっ飛んだ!
犯人は紛れもなく・・・
「あ、やっちゃった」
レイアだった。
「わーい!無事でよかったーっ!」
「ふぅ・・一時はどうなるかと・・」
「えっ?えっ?」
よく見れば、自分はベッドに寝かされていた。そこに・・・
ガラガラ・・「ふーっ、アブねえアブねえ・・」
ヨウガだ。
「ご、ごめん!ぶっ飛ばしちゃって」
「死ぬところだったぞ!・・いや、お前のセリフか・・まあ無事で良かった・・」
ジンコウコキュウトカシタシ・・ ボソ
「じ、人工呼吸?!」
レイアの脳内で勝手にライフセーバーの
皆さんに愛?の人工呼吸を『されている』図を浮かびあげた。
「なっ!初キスは人工呼吸って訳じゃっ・・!」
「いや、わかってるけど。」
「しかもやったのヨウガさんですよ?」
・・・・ヘ?
ヨウガを見れば、うんうんとうなずいている。
ユウに関しては・・・悔しがっているようだ。
「・・・・・あ〜〜///」バタン!
「ってうぉい!!しっかりしろ!レイアアアアアァァァァァ・・・」
・・・また、いつもの一日であったとさ。