04 殺人未遂の被害者
〜前回のあらすじ〜
ヨウガはレイアたちの似顔絵をかくことになった。それなりにうまいのだろうと
レイアやユウ、リラは思っていたが実際はとても悲惨な物だった。
なんだ、このぐちゃぐちゃな輪郭線は。
「作者も書いてやる!」
やめーーーい!!
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その日は雨、午後の・・いつもと変わらない日だった。
(ありがとうございましたー!)「キャー!どしゃ降りじゃない!」
「コンビニから一匹のロコンが出てきた。おそらくスミレだろう。たぶん。
「お肉・・・おっと、果物と野菜とシャンパンと・・・」
買い出しに出掛けていたであろう、メモを取り出してチェックしていた。
「あとはー・・・あ!ウブの実がない!」
何か忘れていたようだった。
「こうなったら・・・(ビュッ!)・・はい!到着!」
・・・見るからにしてテレポーテーションであろう、そして一瞬目を離したすきに・・・
「わー!急いでかーえろー!」
買い終わっていたのである。相変わらずはしって帰っている。
・・・このあと起こるを予想出来ずに。
「ひっこぬかーれてー、あなただけにーついてーゆくー♪」
(あいつなら金を持ってそうだ!よーし・・・)
「きょうもーはこぶーたたかうふえるーそしてー・・」
そこまで歌い終えた瞬間、後方から激しく走る音が聞こえてきた。
「たーべーられるー・・ッ!?」
気づいた頃には時すでに遅し、刺されていたのである。刺したポケモンは既に立ち去っていた。つまり・・・
「うう・・・誰・・・か・・」
スミレ一匹、たすけを求められないのである。しかし運良く誰かが通りかかったのである。
「今日はどしゃ降りですねー・・って血!?」
今のリラであった。
「大丈夫ですか?!」
「う・・あう・・・」
もう意識が薄れてきている、それほど弱っているのだった。
「何か・・えーと、」
「山の・・・奥・・」
そういうとスミレは意識を失った。正直とても危ない状態だ。
「山の奥にいけばいいんですね??」
リラはスミレを担ぎ、全速力で駆け出していった。
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「たりゃ!(ドカンッ)」
リラはとりあえず山の奥の館の扉を開けた。普通はダメであろう。
「とりあえずおろして・・・!」
雨の影響もあったのか・・・すでに彼女は冷たくなっていた。
「嘘、もう、手遅れ、なの・・?」
リラはショックでとても立ち上がれなかった、というのも当然だろう。
目の前でポケモンが息絶えたのだから。しかし・・・
「ふ、ふええぇぇ・・え?」
なんと辺り周辺一気に暗くなったのである。そしてその黒いモノはしだいに彼女を包み込んでいき、その中へ入っていった。その黒いモノが全て彼女のなかへ入り終えると・・・
「・・・ふうぅぅ、呪いをかけといて・・ちっともよくないか、あ、ありがとねー、そこのイーブイ君」
「な・・・え・・・?」
「戸惑ってるようだけど、まさか私を嫁にしようなんて思ってない?
あー、無理無理、この呪いにかかったら最後、歳もとれないし、死ぬこともできないんだから!」
「いや、僕は女ですよ?!でも・・・」
「でも?」
「私にその魔法っぽいの教えてください!」
「まあ、悪くはないけど」
「やったー!」
「私は厳しいわよー?」
「おす!」
「おす!って・・・」
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「っていうわけ!」
「こんな過去があったんだなー・・・」
「俗に言う不老不死っていうやつ?」
「ま、そういうもんね」
つぢゅく!