08 『ガイ』
〜前回のあらすじ〜
ユウは最近あるCMにはまりだし、あるコスプレ人形をきていた。
ヨウガも悪乗りで着始めて・・・さらにリラまでも乗り出した!
その光景とは・・・?
「黒酢にー」 「ニンニクー」
「「「一つになっちゃった!」」」
「誰か―救急車ー」(棒)
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「ほえーここが噂の」
「新築のマイホームかー」
「父さん、何故ここに?」
「ここが警視総監の家・・・」
「まあ、そこに腰かけてくれ、全員な」
ヨウガ、ユウは遠慮なく腰掛ける。レイア、リラは別だが。
「で、話なんだが・・・」
全員が初対面ではないため知っていることだがこのウインディの名は・・・
「なんだ?オヤジん?」
ガイ、ユウの父であり警視総監である。
「行った先、ワープホールの先になんかかわったことがなかったか?」
「むー、・・ああ、妙に敵が多かったとか?」
「敵が強かったとか?父さん」
「大丈夫だったのか?」
「「大丈夫だ、問題ない。」」
「その傷で?」
「い、いやー」
「薬、いるか?」
「え?」
「ほら、傷薬。」
「「一番いいものを頼む。」」
「ちょ、失礼よ、ヨウガ、ユウ!!(今は上司と部下の関係だし・・)」
「そうですよ!!」
「いや、普通でいいよ、レイア、リラ。」
「あの・・・大丈夫ですか?」
「鼻血・・・」
「・・・大丈夫だ、問題ない。」
いや、大丈夫じゃない、問題だがな。さすがユウの父、
出血量が半端じゃない。
(さすがユウの父ね・・・)
(子は親によく似るって言いますしね・・・ナンパとか。)
(ナンパ?)
(な、何でもないです・・・)
「リラ、まさか俺の普段の様子を・・」
「いや!僕はそんなこといってませんよ!警視総監!!」
「まあ、それはさておき、そのワープホールの先に警備体制を敷いておく。
・・・そういえば」
「?なんだ?オヤジん?」
「ある館を調べてきてほしいんだが・・・」
「!まさか!」
リラが飛び上がる。
「そうだ。暗黒の館だ。そこにはなんでもお化けがいるとか・・・」
「お、」
「「「「お化け?!」」」」
「ま、そういうことだ。がんばってちょ。」
「・・・帰っていいですか?12時だし・・・」
「ん?あ、ホントだ。お疲れ!」
そういうことで4人は帰って行った。
「・・・ま、昔いったことはあるんだがな、3人で・・・」
(・・・元気にしてるかなあ、あいつら・・・)
そう思い、ガイは昔を懐かしんでいた・・・
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「あー!やっと帰れたー!!」
「ベッドへちょっこー!!」
ヨウガはベッドの海へ深く沈んでいった。
「私も!」
「レーイアちゃーん!! おーれもー!!!」
「ちょ、きついって・・・」
「え?昔からでしょ?」
「まあな・・・」
ヨウガ、レイア、ユウは子供のころからずっと一緒に寝ているのだ。16歳になった
今でも。
「ふふ、微笑ましい光景ですね・・・さ、僕も寝ましょっと・・・」
そこには仲良く寝息をたてる3人がいたとさ・・・
続く