04 おバカまわりさんの巡回
〜前回のあらすじ〜
ヨウガ、レイア、ユウは念願の交番を完成させた!しかし喜びもつかの間、
レイアが交番をいじるため取り出したのはドリルではなく「リ○ォームの匠」
だった!その結果一帯は吹き飛び自分らは無事だったものの、残った物は
ICHIGO大福10個分のみだった...。
「「ICHIGO大福食いてーな」」
「いやそっち!?」
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翌日。
「さて、今日からここも交番だ!」
「もう制服も着てるしね!」
「はぁ...いつ見てもレイアちゃんはかわいい・・・」
その時ユウが鼻血を出していたのは気のせいか?
ともあれ、今日から早速彼、彼女らは勤務しなければならない。
この世界ではそういうしきたり、いわゆる責任(交番を建てた事)を
持たなければならない。
警察、というとひっくるめていろいろな仕事があるが・・・
「ヨウガ、ユウ、交番といえば?」
「おまわりだろ」」
「そう!誰が巡回するか、ここはじゃんけんで決めない?」
と、いうことで巡回することになったそうだ。
「世界中のみんな、オラにパワーを!」
「世界中のみんな、止めるんだ!手ェあげるな!!」
ヨウガさん、フラグ?それフラグなの?
「「「じゃーんけーん・・・」」」
「グー!」
「グー!」
「チョキ!」
上からユウ、レイア、ヨウガの順で見ると・・・お分かりになって頂けただろうか?
「・・・つーことでヨウガ、巡回ね!」
「ホワアァアアァアァアアア!!!」
バリバリ負けフラグが立ってたヨウガだった。
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「今日はポケ市二丁目の市街地の巡回...ってここ、ポケダンで見たこと
あるような・・・」
そこはまるでポケダンのトレジャータウンのような町並みであった。
強いて違うところをあげるとすればデパートが立っていたり
駅、それもかなり立派なものがあったり、ビルが乱立していたり・・
とにかく、相当立派な都会であった。
しかし当の本人、ヨウガはというと。
「こんなところもあったんだ、メモメモ・・・っと」
ヨウガはここに来たことがない、つまり初めて訪れたのである。
「...へぇ、フード店みたいな所がある。今度みんなと行ってみようかな〜、ほかにh...」
本職をなんか忘れちゃっているような気がするが・・
その次の瞬間の悲鳴。
キャー!!
「なんだ?事件か??てーへんだ!今いくぞ!!」
ふと我に返り声のした方向を向く。
そして素早くチャリに乗って・・
声のした方へ行くとそこには一匹のイーブイが。
「おい、大丈夫か?!...気絶している...ん?あれは?」
彼の見る方には、バイクにのった二人組がガッツポーズをしている。
さしずめ、この子を襲った犯人であろうか。
「ここまでくれば...ん?」
バイクに乗った二人組は後ろを見てみる。
そこには・・・
「まーちーやーがぁーれぇー!!」ガッシャガッシャガシャシャッ!!
続く。