探検隊ツヨイネの航海録












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八章 蒼海の王子?
51話 チートも楽じゃない
―永遠の岩場 3階―
「うーん、さすがに広いな。永遠の名は伊達じゃなかったか」
サンダース兄ちゃんが4階に続く階段を登りながら言った。ゴローンが出現した1階からすでに1時間が経過してようやく4階という状況である。
「なんか、さっさと進めるようなアイディアない?ま、そんなチート級の物は無いよな」
「いや、どっかで聞いた話しなんだけどさ各ダンジョンの各フロアに一つ《すっ飛ばしスイッチ》言うのがあってそれを踏むと一気に中間地点に飛べるんだよ」
グレイシア姉ちゃんが自慢げに言う。
「ほほお、便利なスイッチじゃないか!よし、皆各自単独行動でスイッチを探せえ!後!罠見えの玉忘れんなよ!」
『おう!』
俺達はバラバラに別れてスイッチを探し始めた。全員が一つ一つの部屋で罠見えの玉を地面に叩きつけた。
「なんだよこれ…」
エルの入った部屋は大量の罠が仕掛けられて見えていなければ一歩進んだ瞬間罠にかかる。
「しゃーない。ここは皆で調べるか…」
エルはため息をつき、その場に座り込んだ。


「ない!」
「ない!」
「ない!」
「ない!」
「ない!」
全員が最初の場所に戻ってきて口々に叫んだ。
「ねえ…エルは?」
ミミロップが辺りをキョロキョロ見ながら言った。それを皆で真似して捜す。
「いないってことは、まだスイッチを探してるんじゃないか?」
ブースター兄ちゃんが言った。俺達はなるほど、と納得してエルのいる部屋に行った。
「あ、やっと来たんだ」
「何この罠の数」
アブソルが後退りしながら呟いた。
「しょうがない。一つ一つ調べてくしかないよ」
俺らは罠を踏まないように慎重に探した。
「そういや姉ちゃんはスイッチのマーク知ってるの?」
俺の質問に姉ちゃんはにこやかに「知らない!」と答えた。
「皆ぁ!姉ちゃんがマーク知らないって言うから見たことないの探してくれ!」
「はいよー」
返ってきた返事はミミロップだけだった。
それから数十分後、師匠が叫んだ。
「あったわ!」
「マジで!?」
皆我先にと師匠の元へ走る。もちろん、罠を踏まないよう気を付けながら。
「これじゃない?」
「見たことないのは確かだけど…本物かどうかはわかんないな…だからためしに俺行ってくるわ!」
ぴょんとスイッチに飛び乗ると景色がぐるぐる回りだした。ようやく止まったころには目の前にガルーラ像…ではなくガブリアスがたたずんでいた。
「我はスイッチの番人!中間地点にワープしたければ我に勝つべし!」
「僕が行く!」
「え?」
振り向くとルカリオが来ていた。
「ダメだった?」
「いや、別に」
「じゃあ行ってきます!あ、そろそろ皆も来るから」
そう言い残すとルカリオはガブリアスの前に立った。
「僕が相手だ」
「いいだろう。かかってこい!」
「じゃあ僕とゲームしようか!《ウォーラ》!」
ルカリオとガブリアスの回りにトランプが現れお互いに五枚づつ配った。
「ふざけるな!」
ガブリアスはドラゴンクローでルカリオの顔を切り裂こうとしたが見えない障壁によって弾かれた。
「がはあっ!」
そして、ガブリアスは後ろに数メートルほど吹っ飛び気絶した。
「あ〜あ…せっかくトランプしようと思ったのに。ルールを破ったらああなるって最初に言っとけばよかったかも」
「なあルカリオ?あの技何?」
「んー?あれはウォーラって言って敵と1対1でトランプするんだ。元々は【ウォー】ってトランプの種類だったけどそれを技にしたんだ」
「効果は?」
「秘密さ!ちゃんと発動できた時のお楽しみだよ」
ルカリオは軽くウィンクしながら言った。
「おーい!先に進めるのかーい?」
全員がスイッチに乗ってここまで来た。
「光に入ればいいんだね!」
『光?』
俺とルカリオは顔を見あって振り返った。そこには鮮やかな色の光の柱が立っていた。ニンフィアがそこに入ると一瞬で消えた。 
「じゃあ行くか」
皆次々にワープして最後に向こうについたのは俺が一番最後だった。
「あ、ガルーラ像だ。ってことは…!噂はほんとだったんだ!」
グレイシア姉ちゃんが幼い子供のようにはしゃいだ。
「ここからが本番だぞ!皆、気を引き締めて行くぞ!」
「おお!」

■筆者メッセージ
―ツヨイネ雑談たいむ―
作者「そ〜らを自由に飛びたいなぁ♪」
イーブイ「はい!」
エル「タケ●プター!」
作者「テストで百点とりたいなぁ!」
イーブイ「暗●パン?」
エル「満点●ンシル?」
作者「そろそろテストなのぉ!ドラ●もん欲しい!」
イーブイ「自分の力で解決しろよ」
作者「無理…僕馬鹿だから」
エル「なら勉強しろよ!こんな時間まで起きてんなら!」
「無理、小説書かなきゃ」
イーブイ「なら諦めろ」
作者「酷くない!?」
だんご3 ( 2016/10/13(木) 01:12 )