探検隊ツヨイネの航海録 - 七章 最強を決める武道大会
42話 嬉しい知らせ
「とっとと起きねえかな」
俺の布団に死んだように横たわるセレビィとシェイミを見てため息をつく。巨木の森から帰還して、1時間が過ぎた。そろそろ目を覚ましてもいい頃と思っているがピクリとも動かない。
「ま、目覚ましたら勝手に来るだろ」
ぼそりと独り言を呟き甲板にでた。熱い太陽が照りつけ一瞬で汗だくになる。
「ひ、日陰ぇ…」
船長室に入ろうと思った。さっき部屋から出たばっかりなのにだ。
「ん…?」
急に俺の頭上が暗くなった。するとペリッパーが降り立った。
「どうもどうも、ツヨイネさん!今日はあるお知らせを持ってきました!」
このペリッパーは探検隊にいろんな情報を伝える仕事をしている。
「あ、どうも」
「では、早速。ここから南東に進むと小さな島があってそこで武道大会が開かれてるんです!」
「優勝商品は?」
「なんと、宝玉なのです!」
「おー!そいつは燃えるな!サンキュー」
「いえいえ!これが私の仕事ですから!それでは頑張ってくださいね!」
ペリッパーはニコリと愛想よく笑い、飛び立った。
「ミミロップー!進路は南東に!武道大会が開かれるって!商品は宝玉らしいぜ!」
「はいよー船長殿!面舵だか取り舵だか知らんけどしゅっぱーつ!」
どことなくさ迷っていた船は勢いよく方向を変え、南東へ漕ぎ出した。















―南の孤島―
「ひゃー、スゲー賑わってるなあ」
ブースター兄ちゃんの言う通りで港には沢山の船が停められていて島には屋台がズラリと並んでいる。
「大会参加受付はこちらでーす!」
ポケ混みの中から声が聞こえた。
「参加受付はあそこか」
皆で受付に歩いていき参加を申し込む。
「すいません。この大会は各チームから一匹しか出場できません」
「あ、じゃあ俺が」
ペンを取り、名前を記入する。
「あ!ズルい!僕も出たい!」
エルが俺の耳元で叫ぶ。
「俺も出たい!」
反対の耳元でサンダース兄ちゃんが叫ぶ。
「なら僕も!」
「私も!」
と、だんだんうるさくなり始めた。
「でーぇい!黙れ黙れぇ!これはリーダー命令だから従うんだ!」
「リーダーだからって権力振り回して良いわけじゃねえぞ!」
ルカリオに指摘される。
「受付締め切りでーす」
受付嬢が終了を告げた。結局俺の名前で申し込んだため出場者は俺になった。
「いえーい!」
ピースして皆を馬鹿にする。
「優勝できなかったらボコボコにしてやる」
ゾロアークが言うと全員が頷いた。
「ぐ…いいだろう。余裕で勝ってやる」
「出場者は控え室にお集まりくださーい!」
受付嬢は近くにいる選手を手招きして呼び、控え室に集めた。
「えー、皆さんはこれから名前を呼ばれたらリングに入って合図がでたら戦い始めてください!」
『イーブイ、カブリアス。リングに出てください』
呼ばれた俺はリングに出る。そこは円形闘技場だった。観客達は金網の奥の席から見ている。
「レディー…ファイッ!」
審判の掛け声と共に試合が始まる。
「おらっ!」
試合開始5秒足らずで決着がついた。決まり手はアイアンテールをガブリアスの腹に叩き込んだことだった。
観衆から声援が浴びせられる。クルリと回りながら手を振り闘技場をあとにした。
(こんなのが何回か続くぐらいなら余裕だな)
こんなことを俺は思っていた。だが、後程俺はこの考えを捨て去ることになるのだった。

■筆者メッセージ
―ツヨイネ雑談たいむ―
作者「そろそろ文化祭だ…」
ルカリオ「いいじゃん文化祭。友達と楽しく校内を歩き回るんでしょ?」
作者「僕の中学は違うんだよ。クラスごとに歌を歌って文化部の発表を見るんだよ。それが眠いのなんの」
エーフィ「じゃあ寝れば?」
作者「無論そのつもりだ。しかも前日にはぐっすり寝れるように午前3時まで起きてるつもりだ!」
ルカリオ「起きてる間は勉強でしょ?」
作者「いや?ゲームだよ?」
エーフィ「だから馬鹿なのね」
作者「はっきり言うな。僕が傷つくだろ」
だんご3 ( 2016/09/30(金) 01:07 )