探検隊ツヨイネの航海録












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二章 のどかな島で大騒動
9話 航海具の解説
「なあ、ミミロップ。この船にはどんな機能が備わってるんだ?」
「沢山だよ♪口で説明するのも面倒だからついてきてよ」
「おーい皆ー!ミミロップが船の機能教えてくれるぞー!」
『わぁー!!』
リーフィアやニンフィアが幼児じみた声で皆を引き連れて来た。
「うん。皆来たね。じゃあ、どの船にもあるような所から行こうか」
俺達はミミロップに連れられて個人スペースのような部屋に着いた。
「ここは…?」
ルカリオが聞いた。
「ここは寝る部屋ね。荷物とかをおくのよ」
「ほほう、中々広いじゃないか!」
グレイシア姉ちゃんがベッドに飛び込みトランポリンのように遊びだした。
「さ、次行くよ」
ミミロップが姉ちゃんをキャッチする。
「ここは厨房とリビングだよ。食事当番は毎日交代ということで…じゃ、次に」
「いや、その前に質問が」
先に進もうとするミミロップをブラッキーが呼び止める。
「何?」
「冷蔵庫の中身は無くなったらどうするの?」
「ああ、それならエルの空間操作で街まで飛んで買い出しに行ってもらうの」
「は?聞いてないぞ?」
エルが言うがミミロップの顔を見ると拒否権は無い、という顔をしている。
「ええ〜? やらなきゃダメ?」
「うん」
ミミロップが頷くと皆もコクリと頷いた。
「お願い(ギュッ」
エーフィ姉ちゃんがエルに抱きついた。エルの顔は真っ赤になり今にも爆発しそうだ。
「う…わかったよ…///」
「ほんじゃ、お次は戦闘用の設備だよー!」
『おお!マジかよ!』
男子一同滅茶苦茶はしゃぐ。もちろん俺も。
甲板に案内された俺達はミミロップの準備が終わるまで待つことになった。



それから数分後…




「じゃーん!まずは大定番の大砲!この玉を入れて火をつけると…」
しゅうー!と導火線が短くなっていき…ドカン!と玉が発射された。
「あははは!いいねこれ!」
何が面白いのか俺は爆笑した。
「他にもこれとか」
ミミロップは大砲の玉よりも一回り…いや、二回り程度小さい玉を出した。
「それは?」
シャワーズ姉ちゃんが興味津々な顔で見る。
「火ぃつけて投げてみ」
「ブースター、火の粉」
「はいよ」
姉ちゃんはミミロップのいう通りに火を着けた。
「えい!」
ブン、と玉を投げると落下点にいるサンダース兄ちゃんがキャッチした。
「!! サンダースそれ捨てて!」
ミミロップが警告する。
その時だった。兄ちゃんが何かを言おうとした瞬間玉が爆発し、兄ちゃんが海に投げ出された。
「兄さん!」
兄ちゃんが泳げないことを知っている姉ちゃんは自分も海に飛び込んだ。
「あれは?」
クチートが兄ちゃんの落ちた辺りを見ながら聞く。
「あれは手投げ玉って言って簡単に言うと爆弾」
「それもいいね♪」
「ゲーッホ!ゴホッ!ゴホッ!」
「大丈夫?兄さん?」
死のダイブから帰ってきた兄ちゃんは自慢のツンツンとした体毛がダラリと垂れ下がっていた。
「そっちは?」
ブースター兄ちゃんが不思議な機械に興味を示す。
「ん? これは天文盤っていうの」
「何に使うんだい?」
ルカリオがじっくり眺めながら聞く。
「海って嵐とかにあったときヤバいじゃん? だからそうならないように天気をチェックするための機械だよ」
「読めるの?」
「読めるも何もテレビの天気予報みたいに言ってくれるよ。多分そろそろ」
『一時間後の天気は、晴れ』
「ほらね」
「便利なもんだなあ」
俺は感心した。
「あ!望遠鏡だ!」
ロコンが望遠鏡を手に取り遠くを見渡す。
「んー…あ、島があったよー!」
「よーし、じゃあその島に行こーか」
「しゅっぱーつ!」
船がゆっくりと進みだし徐々に速くなり始めた。
「どれ位でつく?」
「10分もあればつくと思うよ」
「そうか…楽しみだなあ」





「あ!島が見えてきたぞ!」
「後ちょっとで上陸できるわよ」
この日俺は初めて別の大陸の地面を踏むのだった。

■筆者メッセージ
―ツヨイネ雑談たいむ―
作者「ミミロップ、君の船には物騒な物ばっかりあるんだね」
ミミロップ「え? ホンとの海賊はもっと凄いよ」
作者「どんな風に?」
ミミロップ「例えば、人質を殺したり、血に飢えたサメハダーがうじゃうじゃいる海に突き落としたりとか」
作者「うわぁ…酷いことするんだねえ…」
ミミロップ「でしょー。それに比べたら私の船はまだましなのよ」
作者「確かにそうだ」
ミミロップ「まだまだ改造してくかもしれないからね」
作者「今度は何をつけるの?」
ミミロップ「そうねえー、ロケットエンジンとかかな?」
作者「頑張ってな」
だんご3 ( 2016/08/05(金) 12:02 )