探検隊ツヨイネの航空録










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一章 空へ
6話 R-18風な表現
 奥の部屋には最初にリーフィアの拾った飛行石の何倍もある石があった。
「でけえ……」
 俺達は息を飲んだ。だが、でかいのは良いのだが持ち帰り方が解らない。
「……どうやって持って帰る?」
 俺は皆に訊いた。だが、うーん、と唸り声をあげるだけだった。
「引き摺る」
 数分後、エーフィ姉ちゃんが出したアイデアは中々難しいものだった。
「無理だと思う。いくらなんでも大きすぎるし。ミミロップ2匹分だぞ?」
「エルが居るじゃない」
 師匠が目を瞑って考えているエルを指した。
「確かに、エルなら空間操作でどうにかなりそうね」
「……エル? エル!」
「んあ? 何かよう?」
 俺の呼び掛けに驚きながらもしっかりと受け答えした。
「ふぁああ……」
「寝てたな」
 俺が睨むと、エルはたじろぎながら言い訳しだした。
「いやぁ……別にぃ……目に塵が入っただけだよぉ……」
「エル……涎垂れてる」
 ふっ、と優しく微笑み、彼の腕の汚れてない場所を掴み、持ち上げた。
「あ!! えっと、これは……涙だよ?」
 エルはあはは、と誤魔化すように笑い涎を拭いた。
「ちょ! 俺で拭くなよ!」
 近くに居るブースター兄ちゃんを使って。
「で? 僕は何をすれば?」
「《空間回廊》で石を家まで運んでくれ」
「ああ、はいはい。あふ……」
 2度目の欠伸をし、その後に目を擦ってから準備に取りかかった。
「うーん。この大きさだと結構疲れそうだ」
「大丈夫。私が元気にしてあげるから」
エーフィ姉ちゃんがエルの肩に手を回し、頬をゆっくり撫でた。
「元気でた」
エルがぼそりと呟き、巨大な空間の穴を出現させた。
「俺達も穴を通って帰ろうか」
 俺は一番最初に飛び込み、家に入った。どうやらエルは、ミミロップの部屋に飛行石を移したようだ。
「あー……疲れた。エーフィ、元気にして」
「勿論よ」
エルと姉ちゃんが部屋に行くのを俺達はぽかーんとした表情で見送った。
「ねえ、イーブイ。私にして?」
ミミロップが急に抱き付いてきた。
「は?」
「だーかーらー。ね?」
 ミミロップは俺の手を掴み、自分の腰に当てた。
「俺に、やれと?」
「うん。私頑張ってるしさー。たまにはご褒美が欲しいんだよねー」
「……わかった。いくぞ」
「うん……アッ!」
「どう? こんなもんか?」
 ぐっ、と力を込めてミミロップを刺激する。
「んんっ、もっと! 強くぅ!」
 要望通り、更に力を込めて突く。
「はっ、はあっ! これで、どうだ!!」
「いいっ! 気持ちいい!」
「つ……疲れてきた……」
「ええ? もっとちょーだいよ!」
「も、無理ぃ……」
 ぱたんとミミロップの上に覆い被さり、精魂尽き果てた。
「もー。情けないわねえ。それでも男の子?」
 ミミロップは背中から俺を退かして立ち上がった。
「知るか。やってる方の身にもなれや。お前はただ寝てるだけだろ?」
「ま、気持ち良かったしね。許してあげよう」
「上から目線すぎるぞ」
「あはは、ありがとうねー」
 ミミロップは走って自分の部屋に行ってしまった。
 ──しかし、こんなに疲れるんだな。『マッサージ』って。
 俺は内心で溜め息をついた。
 エロシーンだと思った読者の皆さん、まだまだ甘いですね。
 尚、エルと姉ちゃんについてはご想像にお任せします。
「さて、明日ぐらいには出発できるのかねえ?」
 俺の誰に尋ねたかも解らない問いに地下にいるはずのミミロップから返ってきた。
「明日には余裕で行けるよー!」
 ──さてさて、明日が楽しみだ。空を飛ぶなんて初めてだからな。

■筆者メッセージ
―強いね雑談たいむ―
作者「全く、エロくなかった」
イーブイ「お前が下手すぎんだよ」
作者「ぐ……それは重々承知してます」
イーブイ「上手くなれるように努力しろよ」
作者「はい、わかってます。頑張ります。あ、次回から二章始まります」
だんご3 ( 2016/12/14(水) 18:36 )