探検隊ツヨイネの日常










小説トップ
七章 不幸の塔へ
64話 敵の本拠地へ
―前回のあらすじ―
真夜中に城に忍び込んだツヨイネ一行だがシーアに見つかってしまった!
事情を説明して何とかなったが塔に行きたければリオルと戦わなければならないっ!















「あ、ルカリオ。俺これ終わったら多分ぶっ倒れるからその時はよろしく」
「? わかった」
「ぶっ倒れるってのは僕に負けてってことかい?」
リオルは剣をくるくる回しながら問う。
「残念だけど、違うぜ」
「そうか。まあいいさ。 さあ、始めよう…ロコンを掛けた戦いを…」
「おいシーア!どういう事だ!ロコンを掛けるって!?」
「貴方かリオルのどちらがロコンに相応しいか決めるためです」
リオルを見ると剣で遊んでいるが目は本気だ。
「別にロコンに興味は無いけどチームから抜けられるのは困る。だから戦ってやるよ」
「言ったな!後悔するなよ!」
「始め!」
シーアの合図で試合(?)が開始する。俺は宣言通り3秒でボロ雑巾にすると言った。

男に二言はねえ!

意識を集中させ、力を集める。体の中心で力が渦巻いているのを感じる。
リオルが剣で斬りかかってくるのを目の端で確認する。
リオルの剣が俺を貫く寸前で拳を上げた。
「ストップ!!」
体内の力を全て解放する。目を開けるとそこには信じられない光景が広がっていた。
時間の止まった世界。
一言じゃいい表せないような風景だ。
いつ効果が切れるか分かったもんじゃないから急いでリオルをフルボッコにする。
グーで腹を殴りアイアンテールで壁まで弾き飛ばす。リオルは壁に激突し、床に落ちるが体勢が全く変わらない。
「よっ、はっ、そりゃ!」
リオルを蹴り上げ電光石火で追い付き今度は蹴り落とす。
こんな極悪非道なことを3分間続けたらリオルは宣言通りのボロ雑巾になった。
「そろそろいいかな?」
再び時間を動かそうと思ったが戻し方が分からない。
「動け!」とか「解除!」とか叫んでも意味がなく指をパチンと鳴らすと皆が動き始めた。
「シーア。終わったぞ」
「あら…いつの間に…」
「どーだ!3秒だぜ?ちゃーんと成功したもんね!」
「見事です。約束通り塔へは渡らせましょう。それとロコンを頼みましたわよ…」
「はいはい…任せなって…ッ…」
クラッと貧血に似たような目眩が起きた。
「大丈夫?」
「ん、ああ。大丈夫」
ルカリオの支えを借りながら立つ。
「じゃ、行くぞー!」
『おー!』
全員が声を揃えて船に乗り込む。
その時、天井のガラスが割れ三匹のポケモンが飛び込んできた。三匹共黒い帽子や、スカーフを巻いていて誰だか分からない。
「だ、誰だ!」
兵士が恐る恐る聞く。
「その船に私達も乗せなさい」
「ジャローダ?」
シャワーズ姉ちゃんが聞いた。
「ち、違う!私達は怪盗ボーイズだ!」
「ジャローダだろ」
俺も姉ちゃんの意見に同意する。
「そもそも『私』って使った時点で女だって分かるし」
姉ちゃんが更に付け加える。
「ぐ…もういいわ。そうよ私達よ」
ジャローダが呟くように言った。
「ウチらも乗せてってほしいんや」
チラチーノもスカーフを取りながら頼む。
「いいぞ!」
サンダース兄ちゃんが大声で答える。
「と、いうわけで宜しく!」
マニューラがニコッと笑った。
「今度こそ出発だ!」
















―不幸の塔(入り口)―
「おーし、着いたぞー」
船にまだ乗っているが塔は見えた。
サンダース兄ちゃんは船酔いでいつもの黄色い顔が青っぽい色をしている。
後少しで上陸だ!というところで水面が盛り上がり二体のギャラドスが出現した。しかし片方は色違いのようで体が赤い。
「ここを通りたければ我等を倒せ!」
二匹の咆哮が轟く。
「俺行くわ」
真っ青な顔をしたサンダース兄ちゃんがふらふらとギャラドスの前に立った。

■筆者メッセージ
―ツヨイネ雑談たいむ―
作者「寝不足から多少復活!」
イーブイ「お前しっかり寝ろよ」
作者「分かってるけどこれ書かないと寝れなくてさ」
イーブイ「いいじゃん2日に一回更新でさ」
作者「それじゃダメなんだ!」
イーブイ「何故だ!」
作者「よっぽどの事がない限り毎日更新って決めてるんだ!」
イーブイ「はいはい。頑張ってくださいませ」
だんご3 ( 2016/07/13(水) 00:18 )