探検隊ツヨイネの日常










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五章 楽しもうぜ!夏休み!
53話 夏祭り!《出店編その1》
「行ってきまーす」
女子陣が全員で一緒にどこかに行くなんて珍しい。
「どこ行くの?」
俺は気になって聞いた。
「秘密!夜のお楽しみよ!」
グレイシア姉ちゃんがニコッと笑う。
「ふーん?何かよく分かんないけど、行ってら〜」
俺は小さく手を振って見送った。
「なあ、誰か今日の夜何あるか知ってる?」
「確か…祭りじゃなかったけ?」
質問はブラッキーが答えてくれた。
「ああ、浴衣をレンタルしに行ったのか」
「レンタルできんの?」
エルが初耳だ、という顔をする。
「最近じゃ、できるらしいぞ」
ブースター兄ちゃんがその記事の載った雑誌を見せてきた。
「ホントだー」
ルカリオが興味無さそうに言った。
「シャワーズの浴衣姿か…」
「リーフィアの浴衣姿か…」
「ニンフィアの浴衣姿か…」
このシスコン三匹は名前を言わなくとも分かるだろう。
「別に俺は浴衣何か興味ないなー」
「僕もないなー」
「僕はエーフィの見たいな」
「ルカリオ、お前はゾロアークの見たいんだろ?」
ブースター兄ちゃんがニヤリと笑う。
「な、違っ!そんなこと!」
「はい図星〜」
サンダース兄ちゃんも馬鹿にする。
「イーブイ、お前はグレイシア、ロコン、アブソル、ミミロップそれからサーナイトだろ?」
「全然。むしろ出店の方が楽しみだ」
「冗談はよせよ〜。ホントは浴衣、楽しみなんだろ」
「しつこいなー。そろそろ殴るよ?」
言った途端その場にいた全員が黙った。
「よろしい」
そして俺は自分の部屋へと入った。















―午後7時―
「そろそろだな…」
俺達は祭りに行く支度をし始めた。玄関に集まるのまでにかかったのはなんと3分。
浴衣って着るのにもっと時間かかるんじゃないの?と思うだろうが姉ちゃん達は6時から着ているのだ。
「準備いい?」
『オッケー!』
返事が帰ってきたので出発する。




「わー!ついたー!」
リーフィアが子供のようにはしゃぐ。
いや、子供なんだけどな。
「さて…何から食おう」
「イーブイ、もう食べるの?」
「腹減ったからな」
エルがマジ?という表情を浮かべる。
「姉貴。今年も『あれ』頼む」
ブースター兄ちゃんがなにやらエーフィ姉ちゃんに頼んでいる。今年もか…と食い物を買うのを止め皆についていく。
「射的一回600ポケだよ!」
ぼったくりか!と思う値段だが商品はそれなりにいいやつばっかりだった。
「俺払うから、先に俺の取ってくれ」
俺は店主に金を支払い姉ちゃんに頼んだ。
「いいわよ。どれほしい?」
「んー…あっ!あれ!魔法少女チラーミィのフィギア!」
「えっ!?あんたあんなの欲しいの!?」
師匠が一歩退いた。
「うん!あれは限定版でネットでうれば80万ポケはするよ!」
「わかった。いくわよ」
姉ちゃんは銃を構え、狙いを定め、引き金を引く。
パン!パン!パン!
7発中3発で仕留める。
「ほい」
姉ちゃんはフィギアを俺に投げた。
「じゃ、今年は俺だな」
ブースター兄ちゃんが前に出る。
「あんたは?」
「んー。あれ」
急に小声になり姉ちゃんの耳元で伝える。
「また?わかったわよ」
パン!
今度は一発で落とした。
「兄さん何とったの?」
ブラッキーが兄ちゃんから景品を奪い取る。
「あっ!ブラッキー!」
ブラッキーは兄ちゃんを押さえつけて確認する。
「本か。兄さんにしては珍しい。題名は、『妹を虜にする方法』…兄さん、また?」
「ああ!そうだよ!俺はシスコンだよ!文句ある!?」
「逆ギレすんな」
サンダース兄ちゃんが抑える。
「後は私の取りますか」
姉ちゃんは残りの弾を全て、ゲームを取るのに使った。
「何のゲーム?」
ニンフィアが寄る。
「ひ、秘密よ」
「えい!」
リーフィアが蔓の鞭で奪う。
「あっ!コラッ!返しなさい!きゃんっ!」
姉ちゃんはニンフィアに足をかけられ転んだ。
「えーっと…『年下男子との恋愛事情』…お姉ちゃん…嘘でしょ?」
「わ、私だって甘酸っぱい気分に浸りたい時ぐらいあるわよ!」
「ほら、エーフィ落ち着いて」
シャワーズ姉ちゃんがなだめる。
「エル、年下男子だってよ。望みあるんじゃね?」
俺はこっそりと耳打ちした。
「そうかもね」
エルは苦笑を浮かべた。
「次は…くじ引きやる」
ブラッキーがすたすた歩いて言ったので俺達もついていく。
「いくぞ…それっ!」
ブラッキーはくじ運が半端じゃない。
「当たった?」
「もちろん」
ピラッとくじを見せてくる。
「兄ちゃん良かったなあ。一等はそれで最後だったんよ」
店主はブラッキーに銀の腕輪を渡した。
「僕こんなのつけないしな…そ、そうだ!ニンフィアあげるよ!///」
一瞬声が裏返る。ニンフィアはニッコリと笑いながら腕輪を受け取り装備する。
「ありがと!」
「どういたしまして」
「さて、次は何しよう?」
そう、まだ祭りは始まったばっかりだ。この後は花火を見ながら盆踊りもある。それまで遊びまくろう。

■筆者メッセージ
―ツヨイネ雑談たいむ―
作者「エーフィって射的上手いんだね」
エーフィ「あれは、弾に念を込めて撃ってるから威力が上がるのよ」
作者「羨ましいな…ブラッキーはくじ運がいいんだね」
ブラッキー「うん。そうみたいなんだ。去年なんかハワイ旅行当てたから」
作者「国外いーなあ…僕関東から出たことないよ」
※作者はマジで関東出身です。
ツタージャ「貧乏人ww」
クチート「かわいそうに。」
作者「君達馬鹿にしてるよね?」
ツタ・クチ『別にいー』
作者「何か苛っとくるな…」
だんご3 ( 2016/06/28(火) 00:23 )