探検隊ツヨイネの日常










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五章 楽しもうぜ!夏休み!
49話 イーブイとエルの時空修行 part2
―時の修行―
(語り手:イーブイ)
「いいか?よく見てるんだぞ」
ディアルガは砂時計を取り出し、地面に置いた。砂は全部落ちている。
「で?何すんの?」
「こうするんだ」
ディアルガの周りの空気が渦巻き始め、軽い振動が伝わってくる。
ふと、砂時計に目をやると落ちきっていた砂が昇り始めた。俺は目を疑い近づいてみる。
ほお〜、と感心して見ていたらディアルガが話しかけてきた。
「どうだ?これが時の力だ。他にもここにケーキがある」
そう言うと今度はショートケーキを取り出した。
「イーブイ、ケーキ欲しいか?」
「もちろん!」
「ならば、取れ!」
ディアルガは物凄い速度で皿ごとケーキを投げた。当然キャッチ出来ずに地面に激突する。
「ああっ!ケーキがぁ!こんなんじゃ、食えないよ…」
ぐちゃぐちゃになったケーキを見ながら俺は呟く。
「こんな時にも力は使えるのだ」
ディアルガの周りの空気が再び渦巻いた。するとゴミ同然のケーキが新品同様の状態で復活していた。
「おおっ!ありがと!」
俺はケーキを食べようと手を伸ばしたが謎の障壁に阻まれた。
「何にすんだよ!」
「私と同じことが出来たら食べていいぞ」
ディアルガは砂時計を投げ渡してきた。
「まさか、これを逆流させろと」
「その通り」
「やってやるよ。いくぜ!ふぐぐぐ〜…」
力を込め、時を戻そうと頑張るが上手くいかない。
「ねえ、ディアルガ。ヒントちょうだい」
「ヒント…か、自分の心を止めて、記憶を巻き戻す感じか?」
「説明難しいな…」
愚痴りながらも俺は言われた通りにしてみる。
(心の時を止めて…記憶を巻き戻す!)
目を開けると砂が昇っていた。
「見事だ(まさか、一回でできるとはな…)」
「ケーキ食っていい?」
「いいぞ」

















―空間の修行―
(語り手:エル)
「僕は何するの?」
「まあ、見てろって」
パルキアは竜の怒りを放ち念力で自分に向かって跳ね返した。
何やってんだか…と呆れた顔で見ているとあり得ない光景が目に飛び込んできた。
技はパルキアの胸に当たったはずなのにスルリと通り抜けていってしまった。
「え?何今の?」
「俺の周囲の空間をねじ曲げて技を当たらないようにしたんだ。エルにも同じことをしてもらうぞ」
パルキアが指を鳴らすと沢山の《自動弓打ちマシン》が現れた。
「嫌だ。僕はまだ死にたくないよ?」
「安心しろ。先はゴムの吸盤でできているから」
「コツは?」
「いきなりそれ聞くか…まあ、いいや。心の周りに道があると考えて、それをごちゃ混ぜにする感じ?」
「ヘえ…取り敢えずやってみるか」
「いくぞ?」
パルキアの合図と共に一斉に矢が発射される。
僕はパルキアのいった通りにイメージする。
突然、僕の肩を矢が通り抜けた。
しかし、その後は上手くいかずにスパパパパパと矢が刺さる。いや、正確にはくっついた。
「まあまあ、かな。もう少し練習が必要だ」
「パルキア、さっき竜の怒りが胸を貫通したけど何で?」
「ああ、あれはな、俺ぐらいまでの熟練者だと当たっても常に空間を歪ませているからすり抜けちゃうんだよ」
「僕もその位になれるかなあ?」
「無理だな…」
「何で!?」
「俺がここまでくるのに700年はかかったからな」
「え?パルキア何歳?」
「3500歳」
「ああ、35歳か」
「ミュウに聞いたのか」
「うん。…おわっ!」
急に僕の前にイーブイが落ちてきて吃驚した。
「おー、エル。修行どうだった?」
「まあまあかな。そういう君はどうなんだい?」
「こっちもまあまあ。少しなら時間を止められるようになったけどね」
「さて、今日はお前ら帰っていいぞ。送ってってやろうか?」
「じゃあディアルガのお言葉に甘えて」
僕とイーブイはディアルガに掴まって家まで帰った。
「そーだ。俺の新しい力見せてやるよ」
イーブイがドアを開けるとグレイシアが突っ込んできた。それをイーブイは「止まれ!」の一言で動きをスローモーションにしてしまった。
「何したの?」
グレイシアはゆーっくり言った。
「姉ちゃんの時間経過をゆっくりにした」
「じゃあ、僕もと言いたいところだけど対象が見つからないや。また明日だね」
「そう言ってもホンとは出来ないんじゃないの?」
イーブイは僕を茶化した。
「できるもん!」
僕は少しだけ、本の少しだけ怒って言った。
「ははは、冗談だって。」
「ちょっと!どうにかしなさい!」
グレイシアが喚き散らすがどうにもならない。
「助けてあげたら?」
「解除方法知らない。時間たてばなおるだろ」
イーブイは呑気に言って家に入ってしまった。
僕は一応グレイシアを家の中に入れておいた。

■筆者メッセージ
僕は一話ずつの文字数が少ないことに気がつきました。
ガラケーで書いていると文字数チェックというものができません。
なので3DSでみたところ約2000文字しか書いていませんでした。
沢山書きたいなあ、と思っているので夏休みには親のパソコン借りたいです。
だんご3 ( 2016/06/22(水) 00:29 )