探検隊ツヨイネの日常










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三章 伝説への挑戦
37話 アルセウスvsツヨイネ
階段を昇るとそこは戦いとはかけ離れた場所だった。一言で言い表せるとすれば、
『家』
まさにそんな感じだった。テレビがあり冷蔵庫もありクーラーもありと何でもござれだ。
不意に俺らの前に三匹のポケモンが現れた。
「やあ!ようこそ!神々の山の休憩地点へ!僕はアグノム!」
「私はエムリット」
「そして私はユクシー」
「グラードンめ、嘘ついたな!何があと4匹だ!七匹いるじゃねえか!」
エルは狂ったように叫んだ。
「ちょ、ちょっと。私達は戦わないわよ?ここで木の実とかで回復してもらうんだけど」
エムリットがエルをなだめる。
「へー、そりゃ便利だな」
サンダース兄ちゃんが感心する。
「じゃあ、まずは癒しの波動!」
緑色の光が俺達を包み込む。俺は元気三倍、やる気1.5になった。
「ありがとう!」
リーフィアとニンフィアがニッコリ笑いながらお礼をする。ブースター兄ちゃんとブラッキーはそれをみてにやけている。
「後、これも持ってって」
アグノムが大量のオボンの実をくれた。
「よし!さあさあ!気を引き締めて行こー!」
俺は掛け声を掛けると全員が(アグノム達も)『おー!』と言った。


















―神々の山〜頂上〜―
「ほお〜…ここが頂上かあ…」
ゾロアークが見渡しながら呟く。
「スッゴい高いよー!!」
アブソルもはしゃいでいる。俺が目的を忘れているから渇を入れようとした。が、その時どこからか声が聞こえてきた。
『来たな…俺はアルセウス。この世界の創像主でありこの山の主である。全員でかかってくるがいい!』
突如バシュッと音がして辺りが真っ白な閃光に包まれた。光が消えると真ん中にアルセウスが立っていた。
「あんたがアルセウスか。勝ったら願いを叶えてくれんだろうな?」
俺は聞いた。
「勿論だ。勝てれば、の話しだがな。」
「皆!行くよ!」
『おう!/ええ!』
まず、ミミロップが得意のジャンプでアルセウスの脳天を踵落としで狙う。攻撃の当たる瞬間アルセウスの色が変わったような気がしたがただの見間違いだったらしい。直ぐに元の色に戻り攻撃してくる。
アルセウスが地面に足をダン!と叩きつけると俺の真下の地面が盛り上がり高さ約2メートルの火柱が上がった。それをジャンプでかわしアルセウスの顔にアイアンテールを当てようとする。しかし、見えない壁のようなものによって弾き返されてしまった。首を傾げて試しに竜の波動を撃つが再び見えない壁に阻まれる。その時アルセウスの色は変わっていた。ここで俺は確信を得た。
「ターイーム!!!」
ありったけの声で叫び戦闘を一時停止させる。
「ふっふっふっ。俺はあんたのダメージを受けない理由が解ったぞ!」
「ふん。どうだかな?」
アルセウスは小馬鹿にしたように言い返してくる。
「お望みとあらば解説しようか?」
「お願い」
ルカリオが頭を下げる。
「いくぞ…まずなんか攻撃するとするじゃん。そしたら、色が変わったんだよ。」
バッ!と皆アルセウスのほうを見る。
「今は変わってないんだな〜。変わるのは攻撃を受けた瞬間だけ。だから、ルカリオ!ロコン!カモン!」
「何?」
「えっとね、ルカリオはメタルクローをお願い。ロコンはルカリオが攻撃した瞬間に火炎放射をお願い」
ロコンとルカリオは顔を見合わせて行動に移った。
ルカリオの手が硬化しアルセウスを切り裂く。結果は弾かれたが直ぐにロコンの火炎放射が飛んできてダメージを受ける。
「これで分かった?こいつの攻略法。つまりなんかの本に書いてあったけどアルセウスはプレートによってタイプが変わるんだよ。その一瞬の隙をつけば大ダメージを与えられるのさ!」
「見破っても勝てるとは限らないぞ」
アルセウスがニヤリと笑う。


俺がこの弱点を発見してからというものこっち側の方が有利になった。まあバトルでは何が起こるかわからないから油断は出来ないけどな。
「俺を舐めるなああああ!!!!」
急にアルセウスが鬼神のように叫び出した。耳を塞いだがそれでも鼓膜が破れそうだ。
アルセウスの腹から背中にかけてグルッと巻いてある輪から17枚のプレートが飛び出し全てアルセウスの体に取り込まれた。
「この姿になったらもう止められないぞ!」
「え?どこが変わったの?」
シャワーズ姉ちゃんがキョトンとしながら聞く。
「直ぐにわかるさ…」
そしてアルセウスは俺の視界から消えた…
「喰らうがいい!裁きの礫!」
天空から数多の石が降り注ぐ。石が飛んでくるとき町には飛ばないのか、なんて考えていたら集中力が切れてダメージを受ける。それぞれ理由は違くとも皆大ダメージを受けた。
「あいつの息子と言うからもっと強いかと思えばまだまだ子供だな…」
この一言で俺の怒りに火が着いた。
「てめえ…くそ親父の事なんか言うんじゃねえー!!!」
ものすごい速度で突っ込むが呆気なく弾き返された。
(今の動き…ふっ、面白い。あいつも『あれ』が使えるかもな。)

■筆者メッセージ
次回から4章始まります!
だんご3 ( 2016/06/05(日) 01:41 )