探検隊ツヨイネの日常










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三章 伝説への挑戦
31話 エンテイ・ライコウ・スイクンvsイーブイ・リーフィア・ミミロップ
「誰が来…」
エンテイが言いかけた時俺は立候補した。
「俺出るわ。」
続いてミミロップ、その次にリーフィアが。
「じゃー行ってきまーす!」
「何で儂を無視するの!?」
エンテイはショックを受けた顔をしている。
「その台詞何回も聞いたから。」
俺はさらっと答えた。
「まあ良いじゃない…この子達には力の差を教えてあげれば。」
スイクンは貫禄のある深い声で言った。
「そうそう!こんなガキども俺等の敵じゃないぜ!」
ライコウはエンテイを励ますように言う。
「そうだな…儂も本気出しちまうぜ!!」
エンテイはこの山の内部全てに響き渡るような大音量咆哮する。
「頑張ろーぜ!」
俺は耳を押さえながら後ろを振り向きリーフィア達に言う。そしてエンテイ達の方へと体を向け、戦闘体勢をとる。俺は伝説のポケモンのプレッシャーを感じた。今まで沢山の強敵(と言ってもあまり強くないが)と戦ってきた。だがこの三匹は相当ヤバイと直感でわかった。
何の前触れも無しにライコウは放電する。俺達はジャンプして回避する。俺の隙を狙っていたエンテイとスイクンによって地面に叩き落とされる。続けてライコウはスパークで突進してくる。横に転がりかわすが電気を帯びた腕が俺を掠める。
「よくもやってくれたじゃねーか…」
俺はフラフラと立ち上がった。先程の攻撃でかなりダメージを負ってしまったようだ。バックの中からオレンの実を二つ取り出し一気に頬張る。
「そろそろ反撃させてもらうぜ!」
俺は口を拭い電光石火でライコウの腹に潜り込む。そこから蹴り上げて軽く中に浮かせる。さっと立ち上がりミミロップの方まで蹴り飛ばす。ミミロップはちょうど穴を掘るで地中に身を潜めていた。ライコウが隠れている場所の真ん中を通ったところで飛び出しアッパーを決める。
「ぐっはあああああ!!!!」
ライコウは効果抜群の技と生物共通の弱点である腹に大ダメージを受ける。ライコウは戦いに復帰しようとするが腕がピクリと動くだけだった。
「はい!一匹お仕舞い!」
リーフィアが楽しそうに言う。この一言がスイクンとエンテイの怒りに火を着けた。エンテイはリーフィアに火炎放射を、スイクンは俺に冷凍ビームを撃とうとする。
「シフトチェンジ!!」
俺は指を鳴らす。たちまちリーフィアとスイクンの立ち位置が入れ替わる。冷凍ビームと火炎放射が激しくぶつかり、フロアは大量の水蒸気に包まれる。エンテイが熱風で水蒸気を吹き飛ばし俺達の位置を確認する。俺のいないことがわかると辺りを見回す。
「こっちだよ!」
俺が呼ぶとエンテイはこっちを向く。そしてすぐにしまった!という表情をする。アイアンテールでエンテイの横っ面を叩く。バチィンと音がしてエンテイはよろけるがすぐに体勢を立て直し反撃しようとする。ミミロップが踵落としをエンテイの腰に当てる。
「ガアアアアアアア!」
エンテイが痛みに呻き声を出す。
「儂は…負けん!」
呼吸は荒いが勇ましく言い放つ。
「いや、もうお仕舞いだよ。」
俺は軽くうなじ辺りにチョップをかます。エンテイはドサッとその場に倒れる。
「三対一だけどどうする?諦める?」
ミミロップはスイクンに聞く。
「そうね…無駄に戦って怪我するなんて嫌ですからね…」
スイクンは負けを認めたように答える。
「やったあ!」
リーフィアが歓喜の声を上げる。
「…と、でも言うと思ったかしら?」
「は?」
「えっ?」
俺とミミロップは不意を憑かれてハイドロポンプで壁に叩きつけられる。パキッと嫌な音がして俺は動けなくなる。それはミミロップも同じ状態だった。
「お兄ちゃん!ミミちゃん!」
リーフィアが叫ぶ。
「いいから早く倒せ!」
ついでに言うとミミロップはリーフィアだけからはミミと呼ばれている。他はミミロップだけどな。
「リーフィア!あの技を!」
ニンフィアが声を掛ける。
「わかったわ!」
リーフィアは目を瞑り蔓を伸ばす。
「いくよ!私の現段階での最強の技!《インフィニティウイップ》!」
通常二本の蔓が無数に枝分かれする。
「たあああああ!!!」と叫びながら蔓を振り回す。
スイクンはどうにか避けようとするがほぼ無限にある蔓に呑み込まれていった。中で何が起きているかは読者の想像に任せる。一つ俺の感想を言わせてもらうと相当酷い。時折スイクンの悲鳴が聞こえる。どの悲鳴も「嫌ああああ!」とか「許してえええ!」などの聞きたくないような言葉ばかりだ。
「お、おいリーフィア!もういいんじゃねえか?」
「まだよ。」
そう言うと蔓はスイクンの両手両足を掴み腹が丸見えの状態にする。
「お仕舞いよ!」
リーフィアが手を前に突き出すと蔓が拳のような形になりスイクンの腹にパンチを叩き込む。スイクンは壁に激突しそのまま落ちてくる。
「じゃあ先に進もうか!」
リーフィアが歩き出す。俺は腰を折ったっぽいのでルカリオにおんぶしてもらい、先に進んだ。

■筆者メッセージ
―ツヨイネ雑談たいむ―
作者「31話目突入ということで今回はキャラが喋るところだけを改行しましたがいかがでしたか?不満等があったら教えて下さい。」
イーブイ「へー。お前も真面目な話しが出来たんだな。」
作者「君酷くない?」
イーブイ「まーまー、気にすんなって!」
作者「はいはい。あ、質問があるんだけど。」
イーブイ「何?」
作者「シフトチェンジってなに?」
イーブイ「あれはバトンタッチとテレポートを混ぜた技だよ。バトンタッチは敵味方関係なしに位置を入れ換えるのと、テレポートは任意の場所に自分が移動するから、誰かと誰かの場所を入れ換えられるってわけ。」
作者「だ、そうです。」
イーブイ「わかってないだろ。」
だんご3 ( 2016/05/17(火) 16:11 )