探検隊ツヨイネの日常 - 三章 伝説への挑戦
28話 ブラッキーvsミュウツー
―前回のあらすじ―
絶望岬から強者の道の入り口を見つけたイーブイ達。
強者の道にいたのはレジロック・レジスチル・レジアイスだった。
イーブイとルカリオそしてロコンとブースターの活躍によって倒すことができた。
神々の山に入るとミュウツーが待ち構えていた…







「じゃあ僕が行ってくるよ。」
ブラッキーが一歩前に出た。
「待てよブラッキー。全員で戦った方が有利だろ?」
俺は言ったがミュウツーにダメ出しをうけた。
「複数対単体はできない。そのフロアにいる刺客と同数で戦うこと。つまりそこの黒い少年と私だけだ。」
「だってさ。じゃ、頑張ってきまーす!」
ブラッキーはミュウツーに向かってシャドーボールを放つ。
しかしサイコキネシスでかき消される。
次にブラッキーはダークボールを撃つ。
ダークボールとは悪の波動とシャドーボールを混ぜ合わせた技でゴーストと悪の二つのタイプを持っている。
「そんな技で勝てると思ってるのか?」
「全然。まだ本気じゃないんだよね。」
「ほう奇遇だな…私もまだ本気じゃないぞ!」
ミュウツーの体が光り始める。
光りが消えると最初のミュウツーとは異なるミュウツーが出てきた。
頭の後ろにすーっと伸びた鞭のようなものがつき背丈も一回り小さくなった。
「これが俺のメガ進化だ☆もうお前の勝ち目はねえぜ!」
「なんかキャラが変わったね…クチートも変わるの?」
「いや?私は何も変わらないけど変わる奴もいるんじゃない?」
クチートは手をあげて分からないというポーズをとった。
「波☆動☆弾!」
ミュウツーの撃った波動弾はブラッキー目掛けて飛んでいったがブラッキーは楽々とかわした。
波動弾は俺達のいるほうに飛んできたが師匠が念力で受け止める。
「トリックルーム!」
ブラッキーは速い者が遅くなり逆に遅い者が速くなる技を使った。
ミュウツーの速度が落ちブラッキーの方が速くなる。
「クソッ!ずりいぞ!」
ミュウツーは喚くが技が終わるまで解けはしない。
「残念だったね…もう君の負けだよ。噛み砕く!」
ブラッキーはミュウツーの手や足や体、とにかくいろんなところに噛みついた。
「うぎゃああああああ!!!!!」
ミュウツーが叫ぶがどうにもならない。
ミュウツーの体からは血が流れ始めた。
ブラッキーは噛むのを止め口の回りを手で拭いた。
「最後くらいは派手に決めるかな!」
ブラッキーは珍しく派手に終わらせる宣言をした。
だがその時再びミュウツーの体が光り始め今度は筋肉もりもり(?)の感じに変化する。
「この姿になった我はもう止まらぬぞ!」
喋り方がよく変わるなと俺は思った。
「止まらないとか言ったけどこれを食べれば止まるよ。」
ブラッキーはミュウツーの口に縛られのタネを入れた。
ミュウツーは硬直し動かなくなる。
ブラッキーは俺達のいるところまで戻ってきて助走をとりミュウツーに向かって走っていく。
そしてミュウツーの腹にドロップキックを叩き込む。
キックは鳩尾にクリティカルヒットしミュウツーは叫ぶ間もなく倒れこむ。
「ふー…終わった、終わった!」
ブラッキーがこっちに戻ってきた。
「兄さんお疲れ!」
ニンフィアが抱きつく。
「どうも。」
ブラッキーはニンフィアを降ろして「早く次の階に行こ。」と言って歩き始めた。
次は何が待ってるのかと思いながら俺は階段に向かって歩き始めた。
階段の先にいたのはファイヤー・フリーザー・サンダーだった。
「さあ、我らと戦うのは誰だ?」
フリーザは聞いてきた。

だんご3 ( 2016/05/10(火) 23:14 )