探検隊ツヨイネの日常










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三章 伝説への挑戦
26話 図書館の古びた本
「zzz…はっ!」
目を覚ますとそこはいつもの見慣れたリビング。
違うところと言えばメンバー全員がここで寝ている事だ。
それともう一つ、なんで俺はロコンに抱きついて寝てんだよ。
「頭痛い…これが二日酔いってやつか?酒飲んでないけど…」
思い出そうとしたが頭痛がする。
考えるのは諦めて自分の部屋に戻り二度寝しようとして歩き出した。
丁度リーフィアが寝返りをして踏んでしまう。
「うっ!」
リーフィアが苦しそうに呻く。
ヤベッ!そう思い急ぎ足で階段を駆け上がろうとしたら誰かに足を掴まれ転んだ。
「うわっ!誰だよ!」
グレイシア姉ちゃんが起きていた。
「もうちょーっと寝てようよー。」
姉ちゃんは俺を抱えて寝始めた。
「離れろよ!」
寝起きで力がはいらないため引き剥がせない。
仕方なく俺は姉ちゃんと一緒に寝た。
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「ん…ふああああああ…」
次に目を覚ました時には皆起きていて俺はソファーの上にいた。
「なんだよー。起きたなら起こしてくれよー。」
「ぐっすり寝てて起こすの可哀想だったから。」
アブソルがポケチューブを見ながら言った。
「そうでございますか。」
俺は起き上がり伸びをした。
「ってか何で俺達はここで寝てたの。」
「昨日あんたの記憶が戻ったからパーティーしてたんじゃない。」
師匠が答えた。
「ああー!そーだったね!」
「本人が忘れてどうすんだか…」
ロコンが呆れたように言う。
そして昼になり昼飯を食べる。
仕事しないのかって?
今日はお休みだ。
昨日ドンチャン騒ぎして疲れてるのに仕事に行ったら確実に負ける。
だから今日は休み。
とは言っても一日中家にいるのもつまらない。
なので図書館に行くことにした。
「ちょっくら出掛けてくる。」
「どこ行くの?」
ルカリオが一緒に行きたそうな顔をしている。
「図書館だよ。来てもつまんないぞ。」
「エロ本を読みに行くのね。」
グレイシア姉ちゃんがルカリオの肩に乗りながら言った。
「ただの調べものだよ。ったく、何言ってんだか…発情期か。」
「重いよグレイシア。降りて。」
ルカリオが降ろそうとするが中々離れない。
しかも夏だというのに段々寒くなってきた。
「レディに対して『重い』はないでしょー!!それに私は発情期でも何でもないわー!!健全な女子中学生だー!!」
ルカリオは氷付けにされた。
「い、行ってきまーす!」
俺はその場からダッシュで逃げた。
走ること数分で俺は図書館に着いた。
「さてと…どこだどこだ?」
俺がここに来た理由はエルの記憶を戻す方法を探しに来たのだ。
「えーっと…記憶、記憶…あった!」
『なくした記憶の戻し方』という本で開いてみると『沢山話しかけましょう。記憶をなくす前のことを話すと良いでしょう。』と書いてあった。
「エルの記憶がなくなる前なんて知らねえよ。」
そう小声で呟き本棚へ戻す。
それから30分程探し回ったがろくなものが一つもなかった。
諦めて帰りかけたとき一冊の本が目に入った。
別に真新しいとか表紙が面白いとかじゃない。
なのに気になった。
取ろうとするが高すぎて取れない。
すると急に横から蔓が伸びてきて本を取ってくれた。
「どうもありがとう。」
振り向いてお礼を言うとジャローダ先生だった。
「あら、イーブイ君じゃないですか。奇遇ですね。」
「そうですね。俺はやることがあるのでまた学校であいましょう。」
そう言ってその場を離れた。
「さて、なんだこの本?」
改めて見ると結構ボロボロで汚い本だった。
気にせず読んでみると伝説のポケモンに関わることだった。
神々の山の頂上にいるアルセウスを倒すと願いを叶えてもらえるらしい。
「こ、これならエルの記憶も!」
この本を読み進めていくと山は正面から入れず『強者の道』というダンジョンを通らなければいけないらしい。
俺は急いで家に帰り皆に知らせようとした。

■筆者メッセージ
新章突入!
バトルばっかで長くなると思います。
そのバトルについてですがかーなーり下手ですが温かい目で見守ってくださいませ!
だんご3 ( 2016/05/09(月) 00:02 )